コジマは2012年にビックカメラグループとなり、以来、ビックカメラの品揃えを導入したコラボ店舗「コジマ×ビックカメラ」を順次展開しています。神奈川県川崎市のコジマ×ビックカメラ梶が谷店」もその1つですが、同店は昔も今も、コジマ店舗の中ではトップクラスの売り上げを誇る旗艦店で、競合ひしめく近隣地域の中でも大きな存在感を示しています。今回は同店で生活家電を担当する川島綾子さんに、電気自動調理器とロボット掃除機について解説してもらいました。
ほったらかし調理で仕事に集中できる
「押し家電大賞2020」の電気自動調理器部門で1位になったのはシャープの「自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24E(2.4L)で、2位もサイズ違いの「ヘルシオ ホットクック KN-HW16E(1.6L)」でした。電気自動調理鍋というジャンルを牽引したモデルが1-2位となるのは当然といえば当然のこと。川島さんも、「ホットクックが発売される前には電気調理鍋は2-3種類しかなく、それほど注目されていない商品でしたが、ホットクックによって一気にブレークして、今や電気自動調理鍋だけで1つのコーナーができるほどに種類が増えました。その中でもやっぱりホットクックの2.4Lモデルが一番の売れ筋です」と説明します。
ホットクックの何がそんなにお客を引きつけるのでしょうか。「やっぱり無水調理ですね。水を使わずに野菜の水分だけで調理することで、栄養が凝縮されて濃厚な味を楽しめます。栄養素の残存率も高い。自動でかき混ぜる“まぜ技ユニット”により、ムラなく調理できるし焦げ付きもない。簡単の美味しい料理が食べられることをお客様は知っており、ホットクックはほぼ指名買いです」。50種類以上の無水調理レシピはホットクックならではで、さらにスマホとの連携でレシピを増やせる便利さ。「スマホで写真付きのレシピを検索して、そのままホットクックにデータを飛ばして自動調理できるし、スマホのレシピに材料が表示されるので買い物にも便利」。
在宅ワークになって毎日の昼食・夕食の献立に悩む人が多いため、ホットクックの豊富なレシピと簡単調理は男性客にも注目されていると言います。「朝食を食べた後に材料を仕込んでおけば、お昼や夕方に自動的に出来上がっています。ほったらかしなので仕事に集中できるし、レシピが多いので毎日献立に悩む必要がないと好評です」。
このホットクックの人気が他の電気調理鍋にも波及しており、「推し家電」3位になったティファールの「コンパクト電気圧力鍋ラクラ・クッカー」はじめ、アイリスオーヤマやパナソニックのモデルも人気だそうです。「ラクラ・クッカーが人気なのは、圧力調理と低温調理ができること。そしてコンパクトなことですね」。メインディッシュというよりは、副菜を作るためにこのサイズ感は適しており、家飲みのつまみ作りにもちょうどよい大きさ。ローストビーフや豚の角煮、鶏ハム、甘酒など、圧力調理で時短料理ができたり、低温調理ならではの味を楽しんだりと、バラエティに富んだ料理ができるのが魅力。価格が求めやすいこともあって、2人暮らしや1人くらしのお客に人気です。
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