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PIXTA、AIの学習用にタグ付けした画像データセットを販売

2020年08月19日 17時30分更新

 ピクスタとグローバルウォーカーズは8月19日、機械学習用教師データの画像素材販売強化のため業務提携を発表。「PIXTA」の画像データに情報をタグ付けした機械学習・深層学習における商用利用可能な画像データセットを共同販売する。

 ピクスタは写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイスPIXTAを運営、グローバルウォーカーズは機械学習・深層学習向け教師データ作成サービス「Annotation One」を提供している。今回販売される画像データセットは、PIXTAの画像データに対し、クライアント企業の要望に合わせたアノテーション(画像データに適切な情報をタグ付けする業務)を施したもの。

 機械学習・深層学習を望む国内企業が欲する「商用利用可能なアノテーション(タグ付け)された日本人を主とした人物画像データ」を短期間で提供することができることから、多くのクライアント企業にとっては有効な教師データを短期間で収集でき、機械学習・深層学学習の開発スピードの向上に繋げることが可能になる。

 グローバルウォーカーズ社で施せるアノテーション例としては、対象となる物体の画像やテキストを四角い矩形にくくりX/Y座標の2次元データを付与する「外接矩形(Bounding Box)」、1画素単位でどの物体のカテゴリーの範囲であるのかを取得する「領域分割(Semantic Segmentaion)」、人物の姿勢を推定する「姿勢推定」や「骨格検出」などに利用される「骨格データ付与(Key Point)」など。

 クライアント企業の要望に合わせた完全オーダーメイドによる画像選定およびアノテーションを施した教師データセットの販売を皮切りに、汎用的に利用可能な両社オリジナルのデータセットのパッケージ展開も検討しているという。

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