5Gスマホの中では低めのスペックだが
パフォーマンスに支障なし
今年の春、各社が5Gスマホの第1弾として発表したモデルはSnapdragon 865(最大2.8GHz)を搭載するハイエンドモデルが中心でした。しかし、ZTE a1はミドルハイ向けのSnapdragon 765G(最大2.4GHz)を採用しています。
「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果、Snapdragon 865を搭載するモデルでは、マルチコアのスコアが3000を超えるところ、Snapdragon 765G搭載のZTE a1は2000を少し下回るスコアでした。
しかし、実際に使っていて、アプリの起動がもたつくとか、タッチ反応が鈍くなるといったことはありません。基本的な操作ではハイエンドモデルと比べて遜色はなく、動画編集など負荷の高い作業をしない限りは気にならない程度の差でしょう。
バッテリー容量は3900mAhで、電池持ちはまずまず。ゲームや動画視聴に使う時間がそんなに長くなければ、1日は持つはずです。ですが画面が大きいと、必然的に動画を見る時間が長くなるかもしれません。ゲームの楽しさも増すでしょう。ということで“電池容量は十分”とは言い切れません。“ちょうどいい”とは言えそうです。
しばらく使ってから便利に感じたのは、指紋センサーを指紋認証以外に使えること。なぞることで指定したアプリを起動したり、通知パネルを表示させたりできます。筆者は後者を設定しましたが、「au PAY」などスマホ決済のアプリを設定しておくのも便利でしょう。
【まとめ】使ってからの満足度が高い端末(5G接続は未検証)
ZTE a1を使ってみて感じたのは、派手さはないが大画面が見やすく、サクサクと操作できて使いやすいこと。使い始めた当初は、ボディーが大き過ぎるように感じましたが、この画面サイズに慣れると、もう小さい画面には戻れなくなるでしょう。筆者は50代ですが、小さな文字が見えづらくなる同世代にオススメしたい端末です。
残念だったのは、筆者が試用した期間には「5G」というピクトが見られなかったこと。筆者の日常的な行動範囲は5G圏外なので、以前、AQUOS R5GやOPPO Find X2 Proで5G接続を確認できた場所(渋谷)に行ってみたのですが、ZTE a1では5Gをキャッチできず……。発売前の端末だったからなのか、ネットワーク側の問題だったのかは定かではないのですが、今回のレビューは、4G LTEおよびWi-Fi環境で検証した結果であることをご了承ください。
au「ZTE a1 ZTG01」の主なスペック | |
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メーカー | ZTE |
ディスプレー | 6.5型液晶(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約76×164×9.2mm |
重量 | 約190g |
CPU | Snapdragon 765G 2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大1TB) |
OS | Android 10 |
5G最大通信速度 | 下り2.1Gbps/上り183Mbps |
5G対応周波数 | サブ6 |
無線LAN | IEEE802.11ac |
カメラ | アウト:約4800万画素 +約800万画素(超広角) +約200万画素(マクロ) +ToFカメラ /イン:約3200万画素 |
バッテリー容量 | 3900mAh |
FeliCa | × |
ワンセグ/フルセグ | ×/× |
防水/防塵 | ×/× |
生体認証 | ○(指紋) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ブラック |
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