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専用LUTで絵合わせが容易に

パナソニック、ミラーレス一眼「LUMIX S1H」向けにファームVer.2.1を配信

2020年07月28日 20時00分更新

 パナソニックは7月28日、フルサイズミラーレス一眼「LUMIX DC-S1H」向けに「S1H ファームウェアVer.2.1」の提供を開始した。

 主な内容は、ATOMOS「Ninja V HDR モニター/レコーダー」への動画RAWデータ出力機能の追加、動画RAWデータ出力時のビューアシスト機能の追加、V-Log/V-Gamut変換用のLUT(ルックアップテーブル)の実装だ。以下に、それぞれの内容を紹介する。

ATOMOS「Ninja V HDR モニター/レコーダー」への
動画RAWデータ出力機能

 ATOMOS「Ninja V HDR モニター/レコーダー」に、5.9K/29.97p、4K/59.94pの動画RAWデータが出力できる。また、ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効な「Apple ProRes RAW」フォーマットをNinja Vで記録できるようになり、プロの映像制作ワークフローに取り入れやすくなった。

動画RAWデータ出力時のビューアシスト機能の追加

 動画RAWデータ出力中に、LUMIX S1Hのモニターやファインダーで映像が確認できる。V-Log撮影時に相当する映像を確認できるほか、「V-Logビューアシスト」機能を使えば、プリセットのVlog_709のルックアップテーブルを適用した「LUTビューアシスト(モニター)」機能での映像確認ができる。

V-Log/V-Gamut変換用のLUT

 Ninja V HDR モニター/レコーダーで記録したApple ProRes RAWフォーマットデータは、対応ソフトを使用して、カラーグレーディングが可能。V-Log/V-Gamutと色調を揃えて動画RAWデータを編集できる専用のLUT(ルックアップテーブル)も用意。

 ユーザーにとっては、慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングでき、パナソニックのシネマカメラ「VARICAM」「EVA1」「LUMIX GH5」シリーズなどとも容易に絵合わせができるとする。

 S1H ファームウェアVer.2.1はこちらのリンクからダウンロードできる。

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