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施設異常の通報やイベントなどの申し込みもLINEから可能に

岐阜県羽島市、LINEを使った情報発信や住民サポートを開始

2020年07月28日 16時30分更新

 ArtsWebは7月28日、岐阜県羽島市において、緊急時・災害時に備えた速やかな情報提供や市民サービスの提供、市政情報の配信などを目的とした、LINE運用のための構築・導入サポートを実施したと発表。

 ArtsWebは、自治体の実務に応じたLINE公式アカウントの構築や運用サポートを実施している。羽島市における取り組みは、市民の多くが利用しているLINEの機能を拡張し、同市の情報を豊かな表現でわかりやすく、伝わりやすいメッセージで送信するというもの。市民が簡単に使いこなせる環境での情報発信を目的としている。

 羽島市ウェブサイトの新着情報に掲載された情報は、すべてLINEによりオリジナルセグメント配信する。市民は受信設定で興味のある行政分野(施策の体系)を選択できるため、行政の幅広い分野の中から、当該情報を必要としている人に確実にメッセージを届けられるとしている。また、不要な情報は配信されないため、市民の生活を邪魔しないとのこと。

 リッチメニューには、LINEのBOT機能やフォームを活用した「施設異常の通報」や「イベント等申し込み」といった機能も実装した。これらの機能は、24時間、市民へ素早い対応が叶うのはもちろん、職員の業務負担の軽減にもつながり、業務改善の視点からも効果的だとしている。

 施設異常の通報は、画像による現況確認や位置情報を通報できる。平常時の軽微な損傷などを市民の目を借りして通報してもらう同機能は、破損からの事故防止のほか災害時にも効果が期待できるとのこと。さらに、防災関係としてハザードマップなど関連情報の提供、Googleマップでの避難所の位置確認・経路案内、FAQで不明点を確認できる機能も実装した。

 リッチメニューには、「税・料の支払い案内」も設置し、スマホからの納付や納付方法の確認ができる仕組みを整えた。同機能では、地域ごとで異なる収集日を前日の20時00分か当日6時00分に通知する。

 これらのメニューは、自由に切り替え可能な「セグメントリッチメュー」を採用。「市内向けのメニュー」と「市外向けのメニュー」に分類し、羽島に関心を寄せている人に向けて「移住定住の情報」や「ふるさと納税」などの状況も提供する。

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