HIKKYは7月28日、バーチャルリアリティ(VR)空間上にて、8月13日~16日の4日間、同人誌即売会「ComicVket 1」(コミックブイケット ワン)を開催すると発表した。会場として「バーチャル秋葉原」が初公開される。
ComicVket 1の舞台は、秋葉原の街を再現したバーチャル秋葉原。多くの同人誌イベントが中止になる中で、コンテンツの源泉である秋葉原でのバーチャル同人誌即売会を開催するべく、地図情報の調査・制作・販売を手掛けるゼンリンの3D都市モデルデータを元に、秋葉原の街並みを制作したという。
バーチャル秋葉原の街中では、実際に秋葉原に存在している60の飲食店や家電量販店などが軒を連ね、店の紹介やショッピングクーポンを配るサービスなどを実施する予定。新型コロナウイルスの影響で外出が難しい状況でも、バーチャル空間を通して現実世界の店舗とお客さんが接点を持ち続けられるという。
ComicVketは、バーチャル空間上の同人誌即売会。各ブースを巡りながら、同人誌を買ったり、参加者同士で交流したりすることができる。VR機器だけでなく、スマホやPCからも来場することが可能。今までVRに触れたことのない人も気軽に参加できることが特徴としている。作品は、「電子書籍ダウンロード販売」または「紙の本の通販」の形で買うことができる。各ブースで見本誌を見て、気に入ったものを各販売サイトに飛んで購入する仕組み。4月10日~12日には、「ComicVket 0」をテスト開催しており、延べおよそ2万5千人が参加した。
現実の同人誌即売会と同じく、ブースに立って接客をしたり、参加者同士がボイスチャット等で交流したりすることも可能。会場内には写真を撮るスポットも用意され、記念撮影を楽しめる。
今回のComicVket 1では、382サークルの一般出展ブースと60社の出展企業ブースが参加する。街の中央では、凸版印刷が運営する「ComicVket 公式ショップby MEET MY GOODS」ブースを展開。MEET MY GOODSブースでは、ComicVket参加クリエイターの作品が印刷されたTシャツ、マグカップ、プリマグラフィなどのグッズを紹介する。また、ComicVketロゴをグッズの絵柄に入れることができ、来場者はウィンドウ・ショッピングをする感覚で、販売サイトから購入が可能としている。
その他にも、日本HP、ゼンリン、ドン・キホーテ、メロンブックス、虎の穴、壽屋、TSUKUMO、Kaiten Books LLC、モクリプロジェクト、また、AKIBA観光協議会の協力のもと、メイドカフェ、飲食店、家電量販店、企業など、実際の秋葉原の街に店舗を構える人々も参加する。
なお、同時開催予定の同人音楽即売会「MusicVket 1」(ミュージックブイケット ワン)についての詳細は後日改めて続報を発表する予定としている。
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