スペックはハイエンドで安心
カメラはマニアも唸るZEISSレンズを採用
ドコモとauの5G対応夏モデルとして発売中の「Xperia 1 II」(ソニーモバイルコミュニケーションズ)は、ハイエンドのスペックに加え、ソニーのデジタルカメラ「αシリーズ」の技術を注ぎ込んだカメラ性能など、数多くの魅力が詰まったスマートフォンだ。価格はドコモ版が12万3552円、au版が13万3600円(それぞれオンラインショップの新規一括払い、税込、2020年7月30日時点)。
基本スペックは、クアルコムの最新ハイエンドプロセッサー、Snapdragon 865を採用。メモリーは8GBで、内蔵ストレージは128GBと前モデルと比べて強化されている。昨今のスマートフォン用アプリはサイズも大きく、特にゲームアプリは1GBオーバーのものも当たり前。ストレージ容量の拡大は、いろいろなアプリをインストールしてスマートフォンを活用したいユーザーにとっては重要なポイントだ。
ディスプレーは6.5型(3840×1644ドット)の有機ELパネルを採用している。アスペクト比は21:9で、映画で使われているシネマスコープサイズの「2.35:1」とほぼ同じなため、映画を画面いっぱい使って楽しめる。またゲームなども表示範囲が広いためプレイしやすい。
もちろん4K HDRにも対応しており、さらに90Hzディスプレー相当の残像低減技術を取り入れている。そのため、映像作品やゲームなどの表示や指の追従性が滑らかで、よりクリアな映像が体験できる。
前モデルから引き続き、クリエイターモードも搭載。HDR規格、BT.2020の色域、10bit入力に対応しているので、Netflixなどの動画配信サービスなどで提供されている作品をクリエイターが意図した色調で忠実に再現できるのも、Xperia 1 IIの魅力だ。
本体デザインは前モデルと変わって全体的にフラットな印象。フレームにはメタル素材を用い、前面と背面のガラスはCorning Gorilla Glass 6を採用しているため強度も高い。本体右側面に音量ボタンとシャッターボタン、そして指紋認証センサーと一体型となった電源ボタンを配置。電源ボタンと指紋認証センサーが一体化したことにより、ボタン類が少なくなりデザイン的にもスッキリして扱いやすい。
また本体上部にはイヤホンジャックも装備、最近のハイエンドモデルはイヤホンジャックを廃止しているものも多く、Xperiaシリーズもその流れだったが、今モデルで復活。ワイヤレスイヤホンは遅延があるので、ゲームユーザーは好んで有線イヤホンを使うため、この復活もやはりXperia 1 IIの魅力のひとつといえる。ハイレゾ音源も専用の有線ヘッドフォンなどを使えば「ハイレゾ相当」ではなく、そのままのクオリティーで楽しめるのもポイントだ。
ちなみに快適にゲームをプレイするための「ゲームエンハンサー」も進化。ディスプレーのタッチエリアを設定できるほか、プレイ時に使用される電力のみバッテリーを介さず給電して、充電による熱発生を抑制する「HSパワーコントロール」を新たに搭載。通知などもオフにできるので、集中してゲームが楽しめる。
モバイル通信機能は5Gでの通信にも対応。通信エリア内なら実測でも下り1Gbpsを越える速度で通信が可能だ。さらに無線LANはWi-Fi 6にも対応。モバイル通信と無線LAN、どちらも高速での通信が期待できる。
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