高性能プロセッサーとグラフィックスを搭載
HP ENVY 15-ep0000が搭載するプロセッサーやグラフィックスは次の通り。
主なスペック | |||
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モデル | パフォーマンス | パフォーマンスプラス | クリエイター |
CPU | Core i7-10750H | Core i7-10750H | Core i9-10885H |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti with Max-Q design | NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q design | NVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q design |
メモリー | 16GB | 32GB | 32GB |
ストレージ | 512GB/1TB | 2TB | 2TB |
今回の試用機はパフォーマンスプラスモデルに近い構成で、プロセッサーが6コア12スレッドのCore i7-10750H(2.6GHz/最大5.00GHz)、グラフィックスがNVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q design、メモリーが16GB、ストレージが512GBのPCIe NVMe M.2対応SSDとなっていた。いったい、どのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。
そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。まず、CINEBENCH R20では、CPUのマルチスレッドが2973pts、シングルスレッドが469ptsという結果に。上位モデルが採用するCore i9-10885Hよりは1~2割ほど低い数値だが、薄型ノートに採用されることの多いCore i7-10710Uなどに比べると3割ほど高いスコア。
ちなみにHP ENVY 15-ep0000は冷却性能が高いため熱がこもりにくく、プロセッサーやグラフィックスの本来の性能を安定して発揮できるようになっているとのこと。実際に高負荷な状態で使っていても動作がもっさりしづらく、排熱が弱い薄型ノートより快適に使用できた。
続いてパソコンの総合的な性能をチェックするためPCMark 10を実行したところ、スコアが5138になった。詳細をみると、基本性能を示すEssentialsが9814、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが7759、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが4833となっている。いずれも快適さの目安となる3000を大きく超えており、普段使いから写真編集や動画編集などのクリエイティブワークまで幅広く対応可能な性能であることがわかる。
次にストレージ性能を見るため、CrystalDiskMarkを実行してみたところ、シーケンシャルリードが3000MB/sを越える結果に。NVMe接続だけあって非常に高速だ。
さらにグラフィックスのパフォーマンスをチェックするため3DMARKを実行してみたところ、ゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークテスト「Time Spy」で5619という結果になった。ゲーミングノートPC向けのNVIDIA GeForce RTX 2060 with Max-Q designが搭載されているだけあって、グラフィック性能はかなり高い。
3DMarkスコア | |
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Time Spy | 5619 |
Fire Strike | 13415 |
Night Raid | 32455 |
Sky Diver | 30452 |
これくらいグラフィックス性能が高いと、重量級ゲームもある程度快適に楽しめるはず。そこでゲーム系のベンチマーク「FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV ベンチマーク」も試してみた。
FINAL FANTASY XIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク | |||
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グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
標準品質 | 1920×1080 | 18257 | 非常に快適 |
高品質 | 1920×1080 | 15839 | 非常に快適 |
最高品質 | 1920×1080 | 13301 | 非常に快適 |
FINAL FANTASY XV ベンチマーク | |||
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グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
軽量品質 | 1920×1080 | 10203 | とても快適 |
標準品質 | 1920×1080 | 7950 | 快適 |
高品質 | 1920×1080 | 6050 | 快適 |
結果を見てわかるように、FINAL FANTASY XVくらい負荷の高いゲームでも快適に楽しめるという評価になった。
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