SBアットワークは7月13日、企業などにおけるパワーハラスメントの実態調査と発生リスクのスコア化を行なうサービス「Wellness Eye Plus(ウェルネスアイ プラス)」の提供を開始した。
SBアットワークはソフトバンクの子会社で人事系シェアードサービスを提供する。Wellness Eye Plusはクオレ・シー・キューブおよび東京大学大学院 医学系研究科 精神保健分野の川上 憲人研究室と2年間にわたり共同で研究を続けて開発。
現在提供している「Wellness Eye」は、57の質問に回答することにより社員のメンタルコンディションと組織のコンディションを可視化できるストレスチェックサービス。Wellness Eye PlusはWellness Eyeとあわせて専用のウェブサイト上で利用できるもので、Wellness Eyeの質問項目にパワーハラスメントやセクシャルハラスメントに関する行為の有無やその頻度に関する18の質問と、組織風土や上司のマネジメントスタイルに関する17の質問を追加。企業および部門単位でのハラスメントの実態を可視化するほか、これらの質問への回答内容やストレスチェックの結果からパワーハラスメントの発生リスクをスコア化。
スコア化には、2019年にWellness Eye Plus(ベータ版)で収集した合計10社・2万862人分の回答データを基に統計解析して精度を検証した独自の予測モデルを活用しているという。Wellness Eye Plusを活用することで、企業などは法令で年1回の実施が義務付けられているストレスチェックの実施と同時にパワーハラスメントの実態と発生リスクを把握できるため、ハラスメント対策を含めた総合的な職場環境の改善に取り組むことが可能になる。
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