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税抜3万円台のファーウェイ「HUAWEI P40 lite 5G」はフツーのAndroidに飽きた人に

2020年07月11日 12時00分更新

 「HUAWEI P40 lite 5G」は、ファーウェイが販売するSIMフリーの5G対応スマートフォンです。ファーウェイは日本市場で3機種の5Gスマホをリリースしていますが、2機種(HUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40 Pro 5G)はハイエンドモデルで、このHUAWEI P40 lite 5Gが唯一のミドルレンジモデルです。量販店やECサイトでの実勢価格は4万3780円(税込)。2020年6月末の時点で、日本で買えるもっとも安い5Gスマホと言っていいでしょう。

お手頃価格の「lite」シリーズだが、かなりハイスペック

 HUAWEI P40 lite 5G(以下、P40 lite)は、「lite」と付いているため、HUAWEI P20 lite、HUAWEI P30 liteなど、例年大ヒットを記録する「P lite」シリーズの後継機と思われがちですが、実際は従来のP liteシリーズよりも高いスペックを備えています。

サイズは約75×162.3×8.58mmで、重さは約189g。6型以上の大画面が当たり前となった最近の機種の中では平均的なサイズという印象

HUAWEI P40 lite 5Gのカラバリは、スペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラックの3色

HUAWEI P40 lite 5Gと同時に発売された、4Gモデル「HUAWEI P40 lite E」が、従来のP liteシリーズの後継と言える

 CPUにはHUAWEI Kirin 820(2.36GHz×1+2.22GHz×3+1.84GHz×4)を採用し、メモリーは6GB、内蔵ストレージは128GGB。“ほぼハイエンド”と呼べる構成です。ストレスを感じることなくサクサクと操作でき、スマホの処理速度を比較する「AnTuTu Benchmark」アプリでも、ミドルレンジの中では最上位といえるスコアを記録しました。

「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを測定した結果。ミドルハイの機種は30~35万点あたりが多いが、それを上回るスコアをマークした

 ディスプレーは6.5型で、解像度は2400×1080ドット。パンチホール型のインカメラを搭載することで、広い画面占有率を実現しています。有機ELではなくTFT液晶ですが、文字も写真もキレイに表示できます。今やほとんどのスマホに搭載されている「ブルーライトカットモード」に加えて、「eBookモード」が搭載されていることも利点。画面を電子ペーパーのようなモノクロ表示に切り替えられる機能で、目の疲れを軽減してくれる効果も期待できそうです。

約6.5型の大画面ディスプレーに、撮影した写真などをビビッドに表示できる

「eBookモード」は目にやさしく、省電力にもつながる

 右サイドには電源ボタンと音量ボタンを搭載し、電源ボタンには指紋センサーも搭載されています。個人的には、指紋センサーは背面やディスプレー内にあるほうが便利だと思いますが、ロック解除はスピーディーで、スマホを右手で持つ人には使いやすい印象です。なお、顔認証にも対応しているので、使い勝手や解除の速さを優先するなら顔認証を優先して使うことをオススメします。

ファーウェイのスマホでは珍しく、側面に指紋センサーを搭載

 左サイドには、SIMスロットを搭載。nanoSIMを2枚セットでき、1枚はNMカード(記録メディア)との排他利用となっています。筆者が使った期間に5Gへの接続を試せる機会はなかったのですが、5GのSIMと4GのSIMを挿して、同時待ち受けもできます。

ファーウェイのスマホでは珍しく、側面に指紋センサーを搭載

 底部にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを搭載。充電しながら、ゲームや映画視聴などをしやすいことが利点と言えるでしょう。

USBポートとイヤホンジャックを兼用する機種が増えている中、独立した3.5mm穴のイヤホンジャックを搭載。充電しながら、イヤホンを着けて映画鑑賞やゲームなどを楽しめる。なお、イヤホンは付属している

 バッテリー容量は4000mAhで、筆者が使った限りでは“ギリギリ2日持つかも”という印象。しかし、最大40Wの急速充電に対応しているので、充電器を持ち歩いていれば、電源のある場所で素早く充電できます。残量を気にしながら使うよりも、ピンチになる前に急速チャージ。それが得策と言えるでしょう。

2つの省電力モードも備えている

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