税抜3万円台のファーウェイ「HUAWEI P40 lite 5G」はフツーのAndroidに飽きた人に
「HUAWEI P40 lite 5G」は、ファーウェイが販売するSIMフリーの5G対応スマートフォンです。ファーウェイは日本市場で3機種の5Gスマホをリリースしていますが、2機種(HUAWEI Mate 30 Pro 5G、HUAWEI P40 Pro 5G)はハイエンドモデルで、このHUAWEI P40 lite 5Gが唯一のミドルレンジモデルです。量販店やECサイトでの実勢価格は4万3780円(税込)。2020年6月末の時点で、日本で買えるもっとも安い5Gスマホと言っていいでしょう。
お手頃価格の「lite」シリーズだが、かなりハイスペック
HUAWEI P40 lite 5G(以下、P40 lite)は、「lite」と付いているため、HUAWEI P20 lite、HUAWEI P30 liteなど、例年大ヒットを記録する「P lite」シリーズの後継機と思われがちですが、実際は従来のP liteシリーズよりも高いスペックを備えています。
CPUにはHUAWEI Kirin 820(2.36GHz×1+2.22GHz×3+1.84GHz×4)を採用し、メモリーは6GB、内蔵ストレージは128GGB。“ほぼハイエンド”と呼べる構成です。ストレスを感じることなくサクサクと操作でき、スマホの処理速度を比較する「AnTuTu Benchmark」アプリでも、ミドルレンジの中では最上位といえるスコアを記録しました。
ディスプレーは6.5型で、解像度は2400×1080ドット。パンチホール型のインカメラを搭載することで、広い画面占有率を実現しています。有機ELではなくTFT液晶ですが、文字も写真もキレイに表示できます。今やほとんどのスマホに搭載されている「ブルーライトカットモード」に加えて、「eBookモード」が搭載されていることも利点。画面を電子ペーパーのようなモノクロ表示に切り替えられる機能で、目の疲れを軽減してくれる効果も期待できそうです。
右サイドには電源ボタンと音量ボタンを搭載し、電源ボタンには指紋センサーも搭載されています。個人的には、指紋センサーは背面やディスプレー内にあるほうが便利だと思いますが、ロック解除はスピーディーで、スマホを右手で持つ人には使いやすい印象です。なお、顔認証にも対応しているので、使い勝手や解除の速さを優先するなら顔認証を優先して使うことをオススメします。
左サイドには、SIMスロットを搭載。nanoSIMを2枚セットでき、1枚はNMカード(記録メディア)との排他利用となっています。筆者が使った期間に5Gへの接続を試せる機会はなかったのですが、5GのSIMと4GのSIMを挿して、同時待ち受けもできます。
底部にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックを搭載。充電しながら、ゲームや映画視聴などをしやすいことが利点と言えるでしょう。
バッテリー容量は4000mAhで、筆者が使った限りでは“ギリギリ2日持つかも”という印象。しかし、最大40Wの急速充電に対応しているので、充電器を持ち歩いていれば、電源のある場所で素早く充電できます。残量を気にしながら使うよりも、ピンチになる前に急速チャージ。それが得策と言えるでしょう。
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