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独自に開発したアルゴリズム識別AIを使用

AIがウェブ上の画像の著作権侵害を検知するサービス「RighTect」

2020年07月07日 18時10分更新

「RighTect」の全体像

 d.a.t.は7月7日、無断でウェブ上に複製・転載されているコンテンツホルダー企業のデジタルコンテンツについて、AIが自動で検知し、削除申請までをサポートする、AIによるコンテンツ著作権侵害抑止サービス「RighTect」(ライテクト)をリリースした。

画面イメージ ※画面は開発中のもの

 RighTectは、ウェブ上から自動収集した写真画像、漫画画像、動画、記事テキストなどコンテンツのデータとオリジナルのコンテンツデータを独自の識別AIを用いてマッチングすることにより、高い精度で不正に転載されているコンテンツを自動で検知し、著作権の侵害抑止が可能という。

 識別AIは同社が独自に開発したアルゴリズムを使用。元画像を加工したり一部を切り取った画像、元画像をスマホで撮影した画像についても同一性を判定できるという。類似画像の検出とは根本的に異なる技術としている。

左右反転、トリミング、カラー変更の同一性判定

別の画像の挿入やコラージュ加工の同一性判定

画像の一部切り抜き、スマホ撮影画像の同一性判定

 事前に同社が実施したPoC(Proof of Concept)において、オリジナルの写真画像・漫画画像コンテンツに対し、それらを加工した画像で同一性を判定させ、95%以上の精度で一致を検出したとしている。

 運用フローの例としては、まず対象のコンテンツを画面上から事前登録し、検索サイトにおける検索結果、特定サイトのURLなど条件を指定すると、目的のコンテンツをRighTectが自動収集する。そして、データの特徴量を抽出し、特徴量データとしてコンテンツをインデックス化・保存。そこからオリジナルコンテンツの特徴量と収集コンテンツの特徴量をN:Nで高速マッチング処理し、類似度を判定するAIを活用して類似度をスコア化する。類似度判定の結果、一定のスコア以上のコンテンツとソース(URL)をモニタリング対象案件として出力することが可能になるという。

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