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医師が処方する国内初の治療用アプリが誕生

CureAppのニコチン依存症治療アプリとCOチェッカーが国内初の薬事承認

2020年06月19日 19時00分更新

 CureAppは6月19日、同社が開発した「CureApp SC ニコチン依存症治療アプリ」と「COチェッカー」が、医師が処方する「治療用アプリ」として国内初の薬事承認を得たと発表した。

 同日に開催された厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会での審議の結果、部会の了承を得られたとのこと。

 疾患治療のために医師が患者に処方する治療用アプリは、新しい治療法として国内外で注目が高まり、すでに海外では国の承認を得て保険償還されるかたちで実際に患者に処方をされ始めているという。

 ニコチン依存症は薬物依存症のひとつで、ニコチンに対し「身体的依存」と「心理的依存」を有する。離脱症状をともなう身体的依存には禁煙補助薬が有効だが、心理的依存には従来の禁煙治療では診療時以外に医療者が治療介入することは難しく、患者は孤独な戦いを強いられるという課題があったとのこと。

 CureAppは、そうした実情をIT技術で解決するためCureApp SC ニコチン依存症治療アプリアプリとCOチェッカーを開発。禁煙外来での診療と本製品による治療介入に加え、禁煙外来での通院(12週)が終了した治療開始後24週まで治療に介入することで、正しい知識の定着と行動変容を促し、患者の禁煙治療をサポートするとしている。

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