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ドン・キホーテの激安UMPC「NANOTE」は本当に使えないのか用途別に検証した

2020年06月18日 12時00分更新

【検証 その2】動画視聴PCとして酷使する

 続いて動画視聴ではどうなのか。YouTubeとNetflixでテストした。結論から先に書くと、かなり満足できる結果ではあった。ただし条件があり、WindowsのOSを最新バージョンにアップデートしたうえで、使用するウェブブラウザーは新しい「Microsoft Edge」でという条件がつく。

YouTubeもコマ落ちせず再生できた

 実は開封してすぐに、セキュリティーアップデートだけして、古いMicrosoft Edgeを使って最初テストしてみたのだが、コマ落ちやリロードが多く発生してとても使えるレベルではなかった。

 Windowsを最新バージョンにして新しいMicrosoft Edgeを使うと、再生までの動作はやはりモッサリしているものの、いったん再生をスタートさせれば、コマ落ちやリロードなどは起きずに快適に視聴できる。

Netflixも再生がスタートすれば安定して視聴可能だった

 またどちらもCPU使用率はだいたい60~80%台で推移している。そのためバックグラウンドでなにか動作させると再生は厳しくなる可能性はあるが、動画視聴だけに集中して使うなら問題ないレベルだ。

YouTube再生中のCPU使用率

Netflix再生時のCPU使用率

テントスタイルにもできるので観やすい

【検証 その3】YouTube配信用PCとして使い倒す

 YouTubeを視聴するのではなく、配信するケースではどうだろうか。NANOTEはカメラを内蔵しており、ChromeからYouTubeにアクセスすれば生配信が可能だ。下記の動画は実際にNANOTEから配信した様子。

 やはり画質や音質はガラケーでのビデオチャットレベルではあるが、配信自体は問題なくできた。ただしYouTubeのウェブページが1920×1200ドットの200%表示ではボタン類が表示しきれず操作できないため、100%表示で操作。これだとコメントなどの文字が小さくなり読みにくいのが難点だ。

本体のカメラを使ってYouTubeの生配信

100%表示で行なうため、コメントなどが小さくて見にくい

配信中のCPU使用率は59%前後

 配信中のCPU使用率は59%前後。そのためOBSなど配信ソフトを使うのは厳しそう。とはいえ、YouTubeのモバイルライブ配信はチャンネル登録者数1000人が必要なので、YouTube配信を始めたばかりの人が移動しながら生配信するのに使うならアリかも。

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