GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」初の液晶ディスプレーとして2019年3月に投入され、人気を博した「AORUS AD27QD Gaming Monitor」など、マザーボードやビデオカードといったPCパーツだけでなく、ゲーミング液晶ディスプレーのブランドとしても定着しているGIGABYTE。
これから「フォートナイト」を始める人や、プレイ動画の実況配信を考えている人など、ゲーミング=60Hz以上のハイリフレッシュレートプレイが、すっかり当たり前になっている今日この頃。GIGABYTEも、IPSパネルを採用する上位「AORUS」シリーズに加えて、3万円台前半から4万円台半ばの価格帯で、144Hzや165Hzのハイリフレッシュレート駆動や画像補正機能など、より快適なゲームプレイを目指せる機能を満載したゲーミング液晶を次々と投入している。
GIGABYTEの最新モデルも27型で、ゲーミングだけでなく日常使いや映像編集系にも最適な2K=WQHD(2560×1440ドット)解像度の「G27QC」と、フルHD(1920×1080ドット)解像度を採用する「G27FC」が発売予定になっている。
両製品ともに、より高い没入感でゲームプレイを楽しめる1500Rの曲面VAパネルに、最大165Hz駆動のリフレッシュレート、1msの応答速度、ディスプレー同期技術のAMD FreeSync Premiumなど、魅力いっぱいだ。そのうえ、WQHD解像度となる「G27QC」で4万6000円前後、フルHD解像度の「G27FC」で、3万3000円前後という手が出しやすい価格帯になっている。そんな2製品はいったいどんな製品なのか紹介していこう。
一度使うと戻れない2K解像度の「G27QC」と
お手ごろ価格の「G27FC」
最大165Hzのハイリフレッシュレートや1msの応答速度、ゲームアシスト機能など、ゲーミング液晶としての機能は「G27QC」と「G27FC」でほとんど同じ仕様になっているが、細かなところで違いも見られる。まずは仕様をしっかりチェックしていこう。
大きな違いは3点で、WQHD解像度の「G27QC」では、「HDR Ready」(HDR 10)対応しているほか、DCI-P3のカバー率が「G27FC」より高い92%になっている。さらにPIP(ピクチャーインピクチャー)と、PBP(ピクチャーバイピクチャー)に対応している。ちょっとした機能だが、3点のなかで最も使い勝手に影響し、PlayStation4で遊びながら、PCで攻略方法を調べるなど、使い方の幅がグッと広がる。
スペックの比較表 | ||||||
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型番 | G27QC | G27FC | ||||
液晶パネルサイズ | 27型 1500R VAパネル | |||||
パネル表面 | ノングレア | |||||
解像度 | 2560×1440ドット | 1920×1080ドット | ||||
表示色 | 8 bit | |||||
彩度 | DCI-P3:92%、sRGB:120% | DCI-P3:90%、sRGB:120% | ||||
ブライトネス | 最大250 cd/m2 | |||||
コントラスト比 (ダイナミックコントラスト比) |
3000:1(12M:1) | |||||
視野角 | 178度(H)、178度(V) | |||||
画素ピッチ | 0.2331×0.2331mm | 0.3114×0.3114mm | ||||
応答速度(MPRT) | 1 ms | |||||
最大リフレッシュレート | 165Hz | |||||
HDR | ○ | - | ||||
スピーカー | 2W+2W | |||||
入力端子 | HDMI2.0×2、Display port 1.4 ×1 | HDMI1.4×2、Display port 1.2 ×1 | ||||
USBポート | USB3.0×2 | |||||
予想実売価格(税込) | 4万6000円前後 | 3万3000円前後 |
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