京浜急行電鉄は6月10日、京急線「京急東神奈川駅」の2階改札口付近に、Nature Innovation Groupが提供する傘のシェアリングサービス「アイカサ」を導入すると発表した。
日本洋傘振興協議会が定めた「傘の日」である6月11日から提供を開始する。設置本数は20本。京急線の駅におけるアイカサの導入は初とのこと。
アイカサは、2018年12月にサービスを開始した日本初をうたう傘のシェアリングサービス。突発的な雨でもビニール傘をわざわざ購入せずに専用傘を借りて利用し、雨が止んだら最寄りのスポットに返却できるのが特徴で、現在は渋谷や上野をはじめとした都内全域と、福岡市での展開を合わせて約500のスポットを設置している。
今回、アイカサを導入する京急東神奈川駅は、羽田空港や東海道新幹線への乗り換えを目的とした利用者が多く、利便性向上や分かりやすさの訴求を目的として、本年3月に仲木戸駅から駅名を変更した。当初、駅名変更と同時に本サービスの提供を開始する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して、使用機会の増える梅雨の時期にあわせてサービス開始としたとのこと。
設置するアイカサ専用傘は、雨天時のみならず日傘としても使用可能で、これから始まる梅雨の時期や夏の日差しが強い時期における移動時の快適性向上を図るとしている。
なお、アイカサは京急東神奈川駅のスポットを含めて、7月末まで無料で利用可能。また、新型コロナウイルス感染症の拡大予防への取り組みとして、傘立てへのアルコール消毒液の設置と定期的な見回り時の取手の除菌を実施している。
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