ファーウェイは2日、タブレットの「MatePad」シリーズ3モデルを発表。ハイエンドで別売りのキーボードとペンに対応する「HUAWEI MatePad Pro」、スペックはミドルクラスだが別売りのペンに対応しつつLTEモデルも用意される「HUAWEI MatePad 10.4」、そして8型でスペックを抑えた「HUAWEI MatePad T8」がラインナップされる。
なお、全モデルGoogleの純正アプリには対応しておらず、ブラウザーでウェブサイト経由での利用となる。アプリのダウンロードがファーウェイの「AppGallery」から行なう。
画面占有率90%を超えるディスプレー
スペックはハイエンドの「HUAWEI MatePad Pro」
フラッグシップのHUAWEI MatePad Proは、ディスプレーが10.8型(1600×2560ドット)液晶で、アスペクト比は16:10、画面占有率は90%と超狹額ベゼルを採用する。
発売時期は6月12日、価格は6万5780円。別売りのキーボードは1万6390円、HUAWEI M-pencilは1万989円(いずれも税込)。
スペックを見ると、SoCはハイエンド向けのHUAWEI Kirin 990を採用。メモリーは6GB、内蔵ストレージは128GB、バッテリーは7250mAhと大容量。なお、5Gスマホにも搭載されるKirin 990だが、今回はWi-Fiモデルのみなので、当然5G通信には対応しない。タブレットにKirin 990が搭載されるのが、このモデルが初めて。
サイズは約246×159×7.2mm、重さは460g。10.8型という大画面ながらも狹額ベゼルと、7.2mmの薄さのおかげで同型のモデルより小さく感じるほど。
最大の特徴はキーボードと「HUAWEI M-pencil」と呼ばれるスタイラスペンに対応していること(どちらも別売り)。キーボードを使えばノートPCライクな操作を可能にし、SNSだけでなくブログなどの長文も書きやすくなる。またペンはイラストを描いたりメモを書いたりと、クリエイターに向いている。どちらも作業効率を大幅にアップさせるので、あわせて使いたいところだ。
また、高画質を誇るディスプレーは映画などで使われる色域「DCI-P3」をカバーし、ファーウェイ独自の映像技術「HUAWEI ClariVu」で画質改善アルゴリズムを搭載、4チャンネル・4スピーカーを搭載し(ハーマンカードンのチューニング)、大画面も相まって映画視聴時などの没入感は非常に高い。
そのほか、サイドドックからショートカットメニューを呼び出したり、二つのアプリを同時に表示させて作業したりといった「HUAWEI ウィンドウマルチプライヤー」、スマホと連携させてシームレスなファイルのやり取りを実現する「HUAWEI Share」、スマホの画面をタブレット上に表示して電話を受けたりメッセージを送ったりできる「マルチスクリーンコラボレーション」といった機能が満載で、ビジネスもエンターテインメントも幅広く使えるタブレットになっている。
ファーウェイ「HUAWEI MatePad Pro」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約10.8型液晶(16:10) |
画面解像度 | 2560×1600ドット |
サイズ | 約159×246×7.2mm |
重量 | 約460g |
CPU | HUAWEI Kirin 990 2.86GHz×2+2.09GHz×2 +1.86GHz×4(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | ○(NMカード/最大256GB) |
OS | Android 10(EMUI 10.0.1) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
カメラ | アウト:約1300万画素+約800万画素 /イン:約800万画素 |
バッテリー容量 | 7250mAh (40W急速充電対応) |
生体認証 | ○(顔) |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | ミッドナイトグレー |
市場想定価格(税抜) | 5万9800円 |
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