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ファーウェイ、新タブレット「MatePadシリーズ」をハイエンドからエントリーまで用意

2020年06月02日 11時45分更新

 ファーウェイは2日、タブレットの「MatePad」シリーズ3モデルを発表。ハイエンドで別売りのキーボードとペンに対応する「HUAWEI MatePad Pro」、スペックはミドルクラスだが別売りのペンに対応しつつLTEモデルも用意される「HUAWEI MatePad 10.4」、そして8型でスペックを抑えた「HUAWEI MatePad T8」がラインナップされる。

 なお、全モデルGoogleの純正アプリには対応しておらず、ブラウザーでウェブサイト経由での利用となる。アプリのダウンロードがファーウェイの「AppGallery」から行なう。

画面占有率90%を超えるディスプレー
スペックはハイエンドの「HUAWEI MatePad Pro」

 フラッグシップのHUAWEI MatePad Proは、ディスプレーが10.8型(1600×2560ドット)液晶で、アスペクト比は16:10、画面占有率は90%と超狹額ベゼルを採用する。

 発売時期は6月12日、価格は6万5780円。別売りのキーボードは1万6390円、HUAWEI M-pencilは1万989円(いずれも税込)。

 スペックを見ると、SoCはハイエンド向けのHUAWEI Kirin 990を採用。メモリーは6GB、内蔵ストレージは128GB、バッテリーは7250mAhと大容量。なお、5Gスマホにも搭載されるKirin 990だが、今回はWi-Fiモデルのみなので、当然5G通信には対応しない。タブレットにKirin 990が搭載されるのが、このモデルが初めて。

 サイズは約246×159×7.2mm、重さは460g。10.8型という大画面ながらも狹額ベゼルと、7.2mmの薄さのおかげで同型のモデルより小さく感じるほど。

 最大の特徴はキーボードと「HUAWEI M-pencil」と呼ばれるスタイラスペンに対応していること(どちらも別売り)。キーボードを使えばノートPCライクな操作を可能にし、SNSだけでなくブログなどの長文も書きやすくなる。またペンはイラストを描いたりメモを書いたりと、クリエイターに向いている。どちらも作業効率を大幅にアップさせるので、あわせて使いたいところだ。

 また、高画質を誇るディスプレーは映画などで使われる色域「DCI-P3」をカバーし、ファーウェイ独自の映像技術「HUAWEI ClariVu」で画質改善アルゴリズムを搭載、4チャンネル・4スピーカーを搭載し(ハーマンカードンのチューニング)、大画面も相まって映画視聴時などの没入感は非常に高い。

 そのほか、サイドドックからショートカットメニューを呼び出したり、二つのアプリを同時に表示させて作業したりといった「HUAWEI ウィンドウマルチプライヤー」、スマホと連携させてシームレスなファイルのやり取りを実現する「HUAWEI Share」、スマホの画面をタブレット上に表示して電話を受けたりメッセージを送ったりできる「マルチスクリーンコラボレーション」といった機能が満載で、ビジネスもエンターテインメントも幅広く使えるタブレットになっている。

ファーウェイ「HUAWEI MatePad Pro」の主なスペック
ディスプレー 約10.8型液晶(16:10)
画面解像度 2560×1600ドット
サイズ 約159×246×7.2mm
重量 約460g
CPU HUAWEI Kirin 990
2.86GHz×2+2.09GHz×2
+1.86GHz×4(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ ○(NMカード/最大256GB)
OS Android 10(EMUI 10.0.1)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
(2.4/5GHz)
カメラ アウト:約1300万画素+約800万画素
/イン:約800万画素
バッテリー容量 7250mAh
(40W急速充電対応)
生体認証 ○(顔)
USB端子 Type-C
カラバリ ミッドナイトグレー
市場想定価格(税抜) 5万9800円
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