テレワーク期間中は編集部へは行っていないが、それでもさまざまな荷物がさまざまなところから届く。ある日「ランボルギーニからスピーディーさん宛になんか届いてますよ」という連絡を受け取った。ランボルギーニからの荷物! これはワクワクしないわけがない。
なんとも大きな段ボール箱に入っているではないか。もしかして、「鍵が入っていてランボルギーニを1台プレゼント。それもアヴェンタドール」なんてこともワンチャンあるかもしれない。そんな100%ありえない夢を胸にパッケージを開けた。
……。そこにあったのは1通の手紙とタリアテッレ(パスタの1種)。そしてオリーブオイルにチーズとトマトソースだった。手紙には「現在コロナで外に出られないかもしれないけど、これを食べてサンタアガタの風を感じてね!」(超絶意訳)と書いてあった。アヴェンタドールじゃなかったのは残念だが、なんともニクイことをしてくれる。ニクイね、ランボルギーニ! ちなみにサンタアガタとはランボルギーニ本社のあるイタリアの都市だ。ランボルギーニファンにとっては聖地である。
しかもご丁寧に調理方法まで入っていた。これは食べねばならない。ランボルギーニを数回レビューした身としては!
ということで、さっそく妻に調理してもらい(筆者は料理できない)、その夜は家族でタリアテッレをいただいた。普通のタリアテッレでも、ランボルギーニからもらえばそれが最高のスパイスになる。きっと、フェルッチオ・ランボルギーニさん(ランボルギーニ創設者)も、タリアテッレを食べながらトラクター開発に勤しんだに違いない。名車ミウラやカウンタック(クンタッシ)もこのタリアテッレを食しつつ生まれたのだと妄想するだけでお腹はいっぱいだ(実際、かなり量が多かったが)。
ランボルギーニさん、ありがとうございました! おかげでテレワーク中の食事もいつもと違ったテーブルになり、楽しく食べられました。次はヴェネーノかチェンテナリオを貸してください!(無理)
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