UQコミュニケーションズは25日、格安モバイルサービスの「UQ mobile」向けの新プラン「スマホプランR」を6月1日から開始すると発表した。これにともない、従来プランのうち「スマホプランM/L」は5月一杯で新規受付を終了する(「スマホプランS」は継続)。
使い切っても1Mbps、繰り越し、ターボ機能、通話オプションで
Y!mobileや楽天モバイルに対抗
スマホプランRは、税抜月2980円の料金で月10GBの高速データ通信に加えて(キャンペーン適用で月12GB)、それを使い切った場合でも最大1Mbpsで通信が可能なのが特長となる。従来プランでは300kbpsと、それでも他サービスに比べると比較的高速だったが、最大1MbpsとなることでSNSでの利用はもちろん、スマホレベルの画質であれば動画再生も可能になり、使い勝手が大きく増すことになる。
UQ mobileによる説明にあった、他サービスに対する強味としては、通信量を使い切らなかった場合は翌月に繰り越しされる点(ライバルのY!mobileは繰り越しはない)、ターボ機能をオン/オフで切り替えることで月10GBを節約しながら使える点(ターボ機能オフ時は最大1Mbps)、通話オプションが3つから選べて、しかも不要であれば付ける必要がない点(Y!mobileは1回10分までの通話定額が料金に含まれている)、月10GBの通信量はすべて全国の広いエリアで使える点(楽天モバイルは自社網では上限無しで、それ以外のauローミング時は月5GB)。
また今年1月に、UQ mobileの累計加入者数が200万人突破したことを公表。500万人を突破しているY!mobileと比べると、まだ差があるのは確かだが、法改正にともない新料金プランを導入した昨年10月以降の伸びでは、十分に競争ができていると説明した。
金額、サービス面からもわかるように、ライバルとなるY!mobileや楽天モバイルをかなり強く意識した今回の新料金。今年10月以降は正式にKDDIのサブブランドとして展開されることがすでに発表されているが、エントリーからミドルゾーンのユーザーをしっかり獲得・確保できるか、市場での評価に注目が集まりそうだ。
公開当初、ターボ機能に関する記述が一部間違っておりました。ターボ機能オン時は高速通信が可能で、オフ時は最大1Mbpsに制限されます。お詫びして修正いたします。(5/26 11:45)
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