昨年末に登場し、3万円弱の価格とは思えない高いスペックで話題になったSIMフリースマホ「TCL PLEX」。そのTCLブランドから第2弾モデル「TCL 10 Pro」が5月29日に発売される。今回は実機の写真を中心に紹介しよう。
価格は若干アップしたが、ディスプレーとカメラが強化
外観もなかなかに美しい1台
価格が4万9280円となったTCL 10 Pro。基本スペックは、Snapdragon 675、6GBメモリー、128GBストレージなど、TCL PLEXと共通の点も多いが、ディスプレーとカメラが大きく強化されている。
まずディスプレーは6.47型とTCL PLEX(6.53型)とほぼ同じサイズながら、有機ELパネルに変更。また、両サイドが曲面となっているデザインにより、横幅は約72.4mmに抑えられ、操作がしやすくなっている。そのディスプレー自体も10万:1のコントラスト比やDCI-P3の色域をサポート。HDR10対応で、NetflixのHDRコンテンツの再生やSDR→HDRへの変換などをサポート。ディスプレー表示の最適化にはCPUとは別の専用エンジンが搭載されている。また、ディスプレー内指紋認証センサーも内蔵する。
一方のカメラは、メインが64メガセンサーへと強化。16メガの超広角カメラ、5メガのマクロカメラ、2メガの超低光量カメラの4眼構成。AIによるシーン認識の機能も搭載されている。インカメラは24メガ。
OSはAndroid 10で、TCL UIという独自UIを搭載。ドロワーの有り無しも選べる。左側面にある独自の「スマートキー」ではシングルタップ/ダブルタップ/長押しの3つであらかじめ設定したアプリのほか、カメラアプリなどでは特定の機能を指定しての起動も可能。自分に合ったカスタマイズができるようになっている。
ネットワーク面ではLTEのバンド1/3/8/18/19/26に対応。国内3キャリアのネットワークのSIMで利用できる。ただし、シングルSIM(nanoSIM)でDSDV非対応なのでその点には注意が必要。カラバリは、フォレストミストグリーン、エンバーグレイの2色を用意。今回の実機は後者で曇りガラス風の処理がなかなか美しい。
CPUは600番台のスナドラだが、高性能なディスプレーとカメラを比較的お手頃に入手できる1台と言える。
「TCL 10 Pro」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.53型有機EL(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340 |
サイズ | 約72.4×158.5×9mm |
重量 | 約177g |
CPU | Snapdragon 675(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC |
OS | Android 10(TCL UI) |
対応バンド | LTE:1/3/5/7/8/18/19/26 W-CDMA:1/6/8/9/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz) |
DSDS | × |
VoLTE | ○(ドコモ、au、SB) |
カメラ | アウト:6400万画素 +1600万画素(超広角) +500万画素(マクロ) +200万画素(暗所撮影) /イン:2400万画素 |
バッテリー容量 | 4520mAh(9V/2A対応) |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
SIM形状 | nanoSIM |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | フォレストミストグリーン、エンバーグレイ |
価格 | 4万9280円 |
発売日 | 5月29日 |
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