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個人向けライブプロダクションスイッチャーが完売

巣ごもりで生配信のニーズ急増、小型スイッチャーが販売好調

2020年05月14日 16時00分更新

オーストラリア発の映像機器メーカー、ブラックマジックデザイン

 オーストラリア発の映像機器メーカー、ブラックマジックデザインによると、4月に世界同時発売した動画配信アイテム「ATEM Mini Pro(エーテム ミニ プロ)」の販売が好調という。

ATEM Mini

 同社は、YouTubeのライブ配信やSkypeを使ったビジネスプレゼンテーションなどの用途に向けて設計されたライブプロダクションスイッチャーとして2019年9月に「ATEM Mini」(3万9578円)を発売。映像・放送業界におけるプロ向けのライブプロダクションスイッチャーは高額で難しい操作が必要だが、本製品は、配信に不慣れなユーザーでも、ライブ配信中に自分でスイッチングできるように操作性を簡単にした点が特長としている。

ATEM Mini Pro

 ATEM Miniの機能を拡張したATEM Mini Proは、プロ仕様の映像演出機能(画⾯切り替えやワイプの挿⼊、合成などのエフェクト機能)に加えて、収録・配信・モニタリングなどの機能を搭載しながら、7万4778円と個人ユーザーでも購入しやすい価格帯で販売。4月3日からの初回販売分は完売し、現在は申込み順に製品⼊荷次第、順次発送している。

 同社によると、学校の卒業・⼊学式のライブ配信やオンライン授業、オンラインセミナーや講演会のライブ配信、コンサートやeスポーツの実況中継といったエンタメのライブ配信、ZoomやSkypeを使ったオンライン会議やプレゼンテーションなどのシーンでATEM Miniを利用・導入したいという問い合わせが増えているという。

 新型コロナウィルスによる外出⾃粛の影響により、自宅で過ごす「巣ごもり」の時間が増えたことで、YouTubeやZoomなどを活用して「視聴するだけでなく、実際に動画を発信したい」というユーザーも増加しており、そのニーズにマッチしたことが、販売好調の大きな要因になったと同社は説明している。

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