ドコモ、au、ワイモバイルは5月下旬以降に「Xperia 10 II」を発売します。本製品は約6型の有機ELディスプレーを搭載した4G対応スマートフォン。約6.5型の「Xperia 1 II」より一回り小さいサイズですが、「Xperia 5」や「Xperia 8」の後継モデルではなく、日本未発売の「Xperia 10」の後継となるミドルレンジクラスの端末です。
「Xperia 10 II」はSoCに「Qualcomm Snapdragon 665」を採用。メモリー(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GBを搭載しています。この3点についてはフラッグシップモデルである「Xperia 1 II」と明確に差別化が図られていますね。
一方でミドルレンジクラスらしからぬ装備が約6インチFull HD+(2520×1080ドット)の有機ELディスプレー。有機ELディスプレーがミドルレンジクラスに搭載されたのはXperiaとしては本製品が初めてです。

左が「Xperia 10 II」、右が「Xperia 1 II」。「Xperia 10 II」の有機ELディスプレーにも、テレビ「ブラビア」の映像技術を採り入れた「トリルミナスディスプレイ for mobile」が採用されています
もうひとつのミドルレンジらしからぬ装備がトリプルカメラ。超広角、標準、望遠の3つのカメラが搭載されており、さまざまなシチュエーション、被写体に対応可能です。瞳AFこそ搭載されていませんが、13種類のシーン×4つのコンディションを自動認識する「プレミアムおまかせオート」や、夜景専用の「ナイトモード」などが装備されています。
音楽ファンにうれしい装備が3.5mmイヤフォンジャック。ハイレゾ音源の再生にも対応しているので、有線イヤフォン、ヘッドフォンを接続すれば高音質で音楽を楽しめます。もちろんLDACもサポートしているので、ワイヤレスイヤフォン&ヘッドフォンでもハイレゾ音質で音楽再生が可能です。
処理性能については「Xperia 1 II」には及ばないものの、お求めやすい価格(だと予想される)が魅力の「Xperia 10 II」。必要以上の高性能を必要としないという方に、コストパフォーマンスに優れた端末としてオススメできる一台です。
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