ワイヤレス充電に対応したFire HD 8 Plusを追加
Fire HD 8 Plusはラインアップに新たに加わったモデル。Fire HD 8をベースとしつつ、メモリー容量を1.5倍の3GBに増量。さらにQi準拠のワイヤレス充電と、4時間で充電が完了する9Wの急速充電アダプターが付属する点が強化点となる。
ANGREAT製の専用ワイヤレス充電スタンドを販売価格4600円で提供。置くだけで、充電が始まり、Showモードへの自動切り替えもできる。3時間でフル充電、2時間で80%の充電が完了する仕様だ。なお、純正カバーを付けた状態でも、カバーをスタンドの後ろ側に垂らすなど工夫すれば充電が可能だという。なお、Fire HD 8 Plusと一緒に購入した場合、1600円安くなるセット販売も実施する。
キッズモデルも便利に使える
Fire HD 8 キッズモデルは、新しいFire HD 8に衝撃などに強く、調整スタンドなども付いた子供向けカバー(キッズカバー)を付属させたもの。また、子供向けのサブスクサービスである「Amazon FreeTime Unlimited」が1年間使い放題となる。
Amazon FreeTime Unlimitedでは、3~12歳向けの絵本や知育アプリが数千点利用可能だ。最初に設定する子供プロフィールで、年齢などを入力しておくと、年齢に合ったものを自動調節して出すこともできる。コンテンツは、一度ダウンロードすれば、Wi-Fiがない環境でも利用可能。さらに、高機能なペアレンタルコントロールによって、子供がタブレットを利用できる時間(15分単位、平日や週末)や、学習タイム(1日のゴールを設定し、それを達成するまでエンタメコンテンツが利用できない)、ベッドタイム(夜の就寝時間や翌朝利用できるようになる時間)などを決められる。
これらの設定は、「ペアレント ダッシュボード」を通じ、親のスマホからリモートで反映できる。また、タブレットに夢中になって、食事などに来ない場合などは、キッチンからタブレットにロックを掛けるといったことができる。
キッズカバーがあるので、ちょっとした落下や傷からもともと筐体を守ってくれる仕様だが、従来同様、2年間の限定保証も付く。落下したり、ジュースをこぼすなどして、機器の動作に支障が出た場合でも、故障した本体を送り返すことで無償交換してもらえる。
なお、子供が使う際には勝手にコンテンツや買い物をしないよう保護されているが、中身のタブレットはFire HD 8と同等品となる。パスワードを入力して、子供プロフィールから抜ければ、通常のFire HD 8タブレットとして利用できる。子供が就寝した深夜などに、Amazon Prime Videoを見たり、Amazonで買い物をするなど、両親が自分のために使うことも可能だ。
ゲームの快適性が上がり、Showモードを使った音声操作も便利
このほか、新しいFire HD 8では、通知などを外し、ゲームに集中できるゲームモードを新たに用意した。その際には、メモリーも開放するので、ゲームの動きがよりスムーズになる。モンスターストライクやパズル&ドラゴンズなど、アプリストアのゲームを楽しめる。
また、Showモードにして自立させておけば、Alexa対応のスマートディスプレーに近い操作体験が得られる。持ち運ばない場合は、机の上などに立てておけば、ニュースや天気予報の確認、Amazon Music Unlimitedなどの音楽再生、音声を使ったAmazonでのショッピングなどを気軽に楽しめる。設定を済ませれば、家庭の外にあるAlexa対応スマートディスプレーとのビデオ通話なども可能なので、離れた場所に住む家族などと簡単なコミュニケーションをとるのにも便利だ。
1万円以下で買える製品ではあるが、応用範囲は広く、タッチ操作のタブレットと音声操作のスマートディスプレーの両方の特徴を兼ね備えた一石二鳥の製品と言える。家族で使うタブレットとして、いろいろな活用ができて楽しそうだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります