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Xperia 1の「Cinema Pro」がAndroid 10になって進化した!

2020年05月07日 10時00分更新

 このレビューで使用している「Xperia 1(SO-03L)」のOSがAndroid 10にバージョンアップしたことは以前記事にしましたが、それにあわせてオリジナルアプリもアップデートされています。そのひとつが、映画のような本格的な動画撮影ができる「Cinema Pro」です。

Xperia 1といえば3眼カメラと「Cinema Pro」がポイント

 基本的には「Xperia 5」に搭載されているのと同じ機能になっただけですが、まずProject名をユーザーが任意に付けられるようになりました。以前は日付を元に自動で命名されていたのでわかりにくかったんですよね。

Project名を好きなようにつけられる

 次に表示される情報も若干変更されていて、「Level」の項目が追加されており、傾きをチェックできます。

 またマイクからの音声入力レベルは左右ステレオ表示になっています。「Cinema Pro」は外部マイクも使えるので、このあたり微妙なレベルをチェックできるのはうれしいところ。ちなみにレベルメーターをタップすると、入力レベルを0から10までの段階で調整可能。

水平とマイクのレベルがステレオでチェックできる

入力レベルの調整にも対応

 また「Focus」は、以前のバージョンではスライドでの調整のみでしたが、タッチしている間はその方向にずっとスライドを動かせる上下のボタンと、フォーカス位置をAとBの2箇所をセットして、自動でAまたはBまでフォーカス位置を動かせるA・Bボタンが用意されました。

Focusは自分でスライドさせるだけでなく、自動でセットした場所まで動かせるようになった

スライダーの移動速度

 これで撮影間にしっかりとピントを合わせる位置を設定しておけば、ピンボケした状態から特定の被写体にピントを合わせるといった撮影テクがスムーズに行えます。そのほか「FPS」やフィルターのような機能の「Look」、3眼レンズの切り替えといった機能は同じ。Xperia 1が、さらにこだわりのある動画撮影ができるスマートフォンに進化しました!

※Xperia 1(SO-03L)/Android 10で検証しました

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筆者紹介:中山 智

 海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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