人生の中で、人々は様々なショックを受けます。そして、そのショックをいかに生かすかは、変化が激しい現代における一つのライフハックといえるかもしれません。つまり、ショックに押しつぶされてしまうのか、あるいはその変化をポジティブに生かせるのか、という違いです。
この連載でも追いかけていたとおり、筆者は2011年から2019年までを米国・カリフォルニア州バークレーで過ごしました。
東京都心にしか住んだことがなかった筆者の初めての引っ越し先が日本の別の都市ではなく、米国の西の最果ての牧歌的な学際都市であったことで、様々なショックが毎日のように押し寄せてきます。
住んでいる間にも色々ありました。
米国の急激な景気回復というかインフレでドル円相場が78円から126円手前まで変化したり、そうした景気拡大が、リーマンショック以来勃興したスモール・サステイナブルビジネスを持続不可能に追い込んだり、トランプ政権が誕生してくすぶっていた差別が顕在化したり、大規模な山火事が発生して避難を余儀なくされたり。
そういったことを、言語も不自由で、全く身寄りのない土地で経験して、初めてマジメに「ショックとはこういうものだ」と自覚したように思います。
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