包丁にこだわることの意味
料理の腕が向上していく日々だ。
もともと料理をしないわけではなかったが、頻度としては週に3回か4回程度。それが、いまでは1日に2回、週に14回くらい料理をしている。なぜかというと、ずっと家にいるからである。自分で飯を作らないと食べるものがないのだ。
毎日料理をしていて、ふと思ったことがある。「あ、俺って包丁のことを真剣に考えてこなかったな」ということだ。
「使えているからいい」という気持ちでしか包丁を見ていなかった。しかしスーパーマーケットで1500円くらいで買った包丁なので、不満はない。十分に仕事をしてくれている。
ところが毎日繰り返し料理をしていると、「いや。包丁ってすごく重要じゃないかな?」と感じてきた。料理の手際にも影響するだろうし、おそらく料理に向かう気分も違ってくるだろう。
家にいる時間が長くなって、料理という行為の重みが増した結果、俺の中で料理は生活であると同時にエンターテインメントとしての要素を帯びてきた。料理の重要な工程を握る包丁に興味が湧くのは、自然な流れだったのだ。
そして思った。最高の包丁を手に入れる必要があると。俺は包丁を探す旅に出ようと思った。
しかし、時世的に旅に出ることはできなかった。だから家の中で包丁について調べるしかない。実際、料理をする機会が増えた人って結構いるのではないかと思っている。「いい包丁、買ってみようかな」と思っても、選択肢は膨大にあり、迷ってしまいそうだ。
そこで、パソコンやスマートフォンを比較する記事のノリで、包丁のスペックと使用感をまとめてみたいと思った。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります