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全国自治体へのテンプレート提供を開始

大阪府、新型コロナ患者がスマホから健康状態を報告できるシステム kintoneを活用

2020年04月23日 14時40分更新

大阪府が作成した新型コロナウイルス対応状況管理システムの概要図

 サイボウズは4月22日、大阪府と連携して、kintoneを活用した「新型コロナウイルス対応状況管理システム」を作成したと発表。

 本システムは、トヨクモが提供する「フォームブリッジ」「kViewer」を用いて、患者がスマホなどから自身の健康状態を自治体へ報告できるもの。送信される報告はkintoneのデータベースに自動的に蓄積されるため、メールの送受信やExcelファイルの転記などの集計業務の手間も削減できるという。

 大阪府、府内の各市、および府市が管轄する保健所が本システムを共同利用することで、新型コロナウイルス感染症患者の健康状態などの把握や、各種情報の集計を効率化できるとしている。

 また、大阪府は、同様の課題を抱えている全国の自治体を支援するため、要望があった自治体に対して、テンプレート化した本システムの提供を開始した。

 サイボウズは、飲食店のテイクアウト情報を集約する「飲食店テイクアウト情報共有システム」や、各公共施設にある消毒液などの物資在庫状況を一元的に管理する「在庫状況把握システム」など、新型コロナウイルス感染症に対応する上で活用できる各種テンプレートを自治体に提供する。また、これらのテンプレートを利用して業務のシステム化を目指す自治体に対して、設定サポートなどの導入支援を実施する。

 サイボウズ営業本部チャンネルでは、今回の大阪府とサイボウズの取り組みをライブ配信で紹介するとのこと。配信は4月23日19時00分から。

 大阪府スマートシティ戦略部長の本取り組みへの思い、システム作成に携わった職員自らが紹介する大阪府モデルの「新型コロナウイルス対応状況管理システム」の概要にくわえ、サイボウズが自治体向けに特別提供する支援について解説する予定とのこと。

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