Firaxis Gamesが開発、2Kが販売するターン性ストラテジーゲーム「XCOM:チーム・キメラ」は、地球侵略を企むエイリアンとの戦いを描いた「XCOM」シリーズの最新作。人間とエイリアン、ハイブリッドが属する特殊部隊「キメラ・スカッド」の活躍を描いたストーリーに加え、さらなる刺激が得られる戦闘モードや強化要素など、シリーズならではの要素が大幅に一新されているのが特長だ。Windows PC対応(Steam)版が4月24日に発売予定だ。
今回、先行試遊の機会を得たので、XCOM:チーム・キメラのファーストインプレッションを紹介したい。
かつて敵だったエイリアンと共闘?!
新しい刺激と達成感が味わえる外伝的作品
前作までのXCOMシリーズは、対異星人戦闘部隊「XCOM」の指揮官に扮し、地球侵略を企てるエイリアンをせん滅することが目的だった。いわばシミュレーションゲーム版「地球防衛軍」である。ボードゲーム感覚で進行するターン性ストラテジーはもちろん、作戦本部の運営・強化、同盟国との信頼構築、隊員の育成など、奥深いゲームプレイを堪能できる。
なかでも、一度ハマると「あと1ターン、あと1ターン…」の渦から抜け出せなくなる戦闘モードもシリーズならではの醍醐味。同社が販売するターン性ストラテジー「シヴィライゼーションVI(関連記事はこちら)」を彷彿とさせる魔力が秘められているのだ。
最新作となるXCOM:チーム・キメラは前作「XCOM:2」の5年後を描いているが、どちらかといえばXCOMシリーズの外伝的作品というべきだろう。人間とエイリアン、ハイブリッドが共存する都市「シティー31」を舞台に、キメラ・スカッドを指揮して犯罪組織の悪事を阻止することが目的だ。なお、都市の治安が崩壊したらゲームオーバーとなる。
本作をプレイして最初に驚いた点は、今回の主役は正義の組織ことXCOMではなく、キメラ・スカッドという異種族混合の特殊部隊であることだ。かつて敵だったエイリアンと共闘できるようになった点が一番の変化といえよう。
実際に本作をプレイしたところ、従来作とはまったく異なる面白さを堪能できた。人間だけでなく、エイリアンやハイブリッドも加わったことで、過去作以上に戦略性が高くなった。また、スキル同士のシナジー(相乗)効果を発生させ、戦闘を有利にする面白さもパワーアップ。シリーズ経験者・未経験関係なく、本作で手に汗握る緊張感と、自らの戦略が通用したときの達成感を味わえるだろう。
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