外出自粛期間は古い写真を整理しようシリーズ3年目は2002年。2002年といえば日韓ワールドカップである。実は日本の初戦(日本vsベルギー)や決勝戦を含む4試合ほど生観戦に行ったくらいサッカー三昧で、仕事はあまりしてません。だめじゃん。
で、ワールドカップイヤーらしい写真が出てきた。カメラはサンヨー(三洋電機)の「DSC-MZ2」。当時としては動画機能が優れており、さくさく撮れる楽しいカメラだった。
次は同じシーンで下半身だけを真上から撮ったもの。なんか不思議なテイストになったのが気に入っている。
冒頭写真はソニーの「Cyber-shot F717」。前回紹介した赤外線撮影ができる「F707」の後継モデルだ。と、今回は当時飼っていた「にや」(TO-Yというマンガから取った名前)の写真が続いた。実は、なぜかこの歳は「にや」の写真がやたら多いのである。新しいカメラが届くたびに撮っていたらしい。しかも、おとなしい猫なのをいいことに、いろいろと遊びながら撮ってたようである。
たとえば鏡。猫の前に鏡を置いて撮ったら面白いかなということでいっぱい撮影してた。1枚目は富士フイルムの「FinePix F402」。薄型コンパクトのカメラで、当時富士フイルムといえばFinePixだった。今やFinePixの名がついたカメラは防水のアウトドアカメラだけになってしまった。諸行無常である。
もうひとつはカシオのQV-R4。ごろごろ転がってるとこにそっと鏡を差し入れて撮影。
このとき飼ってた「にや」、とにかく人なつこくて誰に抱っこされても気持ちよさそうにしてたのである。というわけで抱っこ写真。当時の一眼レフ、キヤノンの「EOS D60」で撮ったものだ。今のEOSは7Dや90Dのように「数字+D」だけど当初の数機種は「D+数字」だったのである。
さらに、ペットを飼ったら誰でも一度はやってみたい魚眼レンズを使った鼻デカ写真も撮ってた。当時、ニコンは同社のCOOLPIXシリーズ用コンバージョンレンズをいくつも出してて、そのひとつに魚眼レンズがあったのだ。それをCOOLPIX 4500につけて撮ったのがこれ。鼻がレンズにくっついちゃって濡れてるのはご愛敬ってことで。
最後は友人の飼い猫ってことで、京都に住む「とめ」。この頃は年に数回は京都に遊びにいってたのである。プロジェクターがあったので、その日に撮った京都紅葉写真を映してたら、ちょうどそこに「とめ」がやってきたのである。紅葉に赤く染まった猫。もうすかさず撮るよね。
今回ははからずも、外出自粛中は飼い猫の写真でも撮ろう、普段は思いつかないようないろんなバリエーションに挑戦してみよう、って内容になった2002年バージョンなのだった。当時に比べると今のカメラは性能がぐんと上がってるので室内猫も撮りやすいはず。猫を飼っている方、いろんな写真を撮るチャンスですよ。特に鏡はオススメ。
■Amazon.co.jpで購入
-
古地図とめぐる東京歴史探訪 (SB新書)荻窪 圭(著)SBクリエイティブ
-
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60上原 ゼンジ、桃井 一至、荻窪 圭(著)翔泳社
-
古地図でめぐる 今昔 東京さんぽガイド荻窪 圭(著)玄光社
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります