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エリア間移動時のネットワーク切り替えをよりスムーズに

楽天モバイル、KDDIとの回線接続にS10インターフェースを導入

2020年04月14日 17時30分更新

 楽天モバイルは4月14日、KDDIとのローミングにおいて「S10インターフェース」による両社MME間の接続を開始した。

 それぞれのコアネットワーク内にある制御装置であるMME(Mobility Management Entity)間のインターフェースで、S10はモバイル通信技術に関する国際標準化団体「3GPP」(Third Generation Partnership Project)において標準化されている装置インターフェースのひとつ。従来の「S8インターフェース」での接続に加えて、今回新たにS10でも接続することで、ユーザーがエリア間を移動する際のネットワーク切り替え動作において、音声通話の切断に伴う再発信が不要となるほか、切り替え時間も短くなる。

 楽天モバイルの携帯キャリアサービスでは楽天回線エリアとKDDI回線エリアが存在している。今回の取り組みは、KDDIの協力のもとで開発パートナー企業のシスコシステムズと楽天モバイルの共同開発により、異なる移動体通信事業者(MNO)同士のMMEの接続に成功したもの。

 
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