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軽さが正義のSIMフリー版「AQUOS zero2」で驚いたエモパーの進化

2020年04月02日 12時00分更新

ストレスなくゲームを楽しめるスペックの高さ

 AQUOS zero2は「ゲーミングフォン」としても注目されています。CPUはSnapdragon 855(2.8GHz + 1.8GHz オクタコア)で、メモリーは8GB。負荷の大きい使い方にも適したモデルであることは言うまでもありません。

 それらの基本性能に加えて、AQUOS zero2には、ゲームとの相性が良い複数の特徴があります。まず、ディスプレーが240Hzという高速のリフレッシュレートを実現しています。リフレッシュレートとは、画面が更新される回数を表します。通常は60Hz(毎秒60回)ですが、AQOUS zeroは120Hz(毎秒120回)の更新が可能で、さらに120回の表示更新の間に黒い画面を挿入することで、240Hz(毎秒240回)相当を実現させています。これによって、動きが速い動画も鮮明に表示でき、タッチレスポンスの精度も向上する仕組みです。

 筆者は普段そんなにゲームはしないので、その性能について「これはすごい!」「今までと全然違う!」なんて感想は言えません。ですが、タッチレスポンスが良いことは明らかで、カーレースのゲームも、テニスのゲームも、シンプルなパズルゲームも快適にプレイできました。

 リフレッシュレート240Hzは「ハイレスポンスモード」をオンにすることで有効になりますが、その操作を含むゲーム専用メニューも用意されています。ゲームプレイを録画して、友達と共有するといったことも簡単にできます。

プレイ中に簡単に表示できるゲーム専用メニューを用意。ワンタッチで「ハイレスポンスモード」のオン・オフができるほか、プレイ中の通知をオフにできる機能も便利

 なお、パフォーマンスを比較するために「AnTuTu Benchmark」アプリを使うと思ったら、Google Playストアからダウンロードできなくなっていました。そこで今回は「Geekbench 5」というアプリを使いました。AQUOS zero2と同じSnapdragonを搭載する機種と比べてみましたが、大差はないものの、AQUOS zero2が一歩リードするスコアを記録しました。

「Geekbench 5」というアプリで、AQUOS zero2のベンチマークを測定した結果

Galaxy S10のベンチマークを測定した結果

Google Pixel 4のベンチマークを測定した結果

 バッテリー容量は3130mAh。「ゲーミングフォン」と謳うわりには、そんなに多くはありません。しかし、充電時の発熱を抑える「パラレル充電」という技術が導入されています。実際に充電しながらテニスゲームをしてみましたが、本体はほとんど熱くなりませんでした。

標準的な使い方であれば1日は持ちそうな印象。シャープ独自の省電力モード「長エネスイッチ」も備えている

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