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インドネシアのコーヒー豆のフェアトレードにブロックチェーンを導入

EMURGO、ブロックチェーンを使った追跡ソリューション「EMURGOトレーサビリティ」リリース

2020年03月31日 15時00分更新

 EMURGO Indonesiaは3月31日、ブロックチェーンベースのエンタープライズ向け追跡ソリューション「EMURGOトレーサビリティ」をリリースした。

 ブロックチェーンのプロバイダーCardanoの創設企業であるEMURGOグループ(シンガポール)が開発したソリューションで、ブロックチェーン技術を活用することで既存のサプライチェーンのトレーサビリティ水準を刷新するエンタープライズ向けのソリューションとしている。

 EMURGOでは、環境に配慮したインドネシアのコーヒーブランドであるBlue Korintji Coffee(ブルーコリンジコーヒー)と提携。同社はコーヒーサプライチェーンにトレーサビリティを取り入れた初の企業であり、コーヒー生産者や消費者を含むすべてのステークホルダーにメリットをもたらすことを目指している。

 Cardanoの研究主導のブロックチェーン技術を活用して、ステークホルダー間における購入価格を可視化し、蓄積される個人情報の透明性を確保する予定。 Blue Korintji Coffeeは、本ソリューションを活用することで得られる収益の一部をプールし、製品のサステナビリティに投資することで生産者に還元する。4月5日より、コーヒーを購入する消費者は、ジャカルタ市内に数店あるBlue Korintji CoffeeのBintaro店において、提示されるQRコードをスキャンすればEMURGOトレーサビリティを介して提供されるコーヒー豆の産地についての情報にアクセスができる。

 
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