DATAFLUCTは3月30日、衛星画像から誰でも手軽に対象物を検索・検出できる「DATAFLUCT discovery.」β版を無料公開したと発表。
内閣府が提唱する「Society 5.0(ソサエティー5.0)」では、あらゆる経済活動がビッグデータと密接に関連するという(※)。しかし、衛星データは従来「コストが⾼い」「解析ノウハウが必要」といった理由から積極的に活⽤されておらず、主に防災・防衛といった公共分野のみでの活⽤に留まっていたとのこと。
DATAFLUCT discovery.は、地図情報で検索が難しかったコンテナやガスタンク、車、船などの動的対象物を、高解像度衛星画像から深層学習を応用した画像検索AIで検索。競合店の売上予測・穀物収穫予測などの事業戦略立案や、株価予測・先物取引活用といった投資判断での衛星画像活用を実現するという。
※なお、Society 1.0は狩猟社会、Society 2.0は農耕社会、Society 3.0は工業社会、Society 4.0は情報社会を意味する。内閣府のサイトでは、Society 5.0は「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)」と表現されている。週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります