限界テレワーク家庭に「Archer A10」を導入してみた
在宅勤務で「ネットが妙に遅い」のは古いWi-Fiルーターのせいかも
「Archer A10」を共働きのテレワーク家庭で試してみた!
というわけで、さっそく「Archer A10」を導入してみた。専用のスマホアプリ「TP-Link Tether」を使えば、初めてWi-Fiルーターを設置するような人でも数分で初期設定を完了して各種デバイスを接続できるだろう。製品ページやパッケージに大きく掲げられているキャッチコピー「かんたん設定15秒」は伊達じゃないのだ。
3月はテレビ会議で取材も! ネットの遅延は命取り
自宅IT担当者である筆者が初期設定をサックリ済ませて、2020年3月某日より我々一家は各々の機器を「Archer A10」に接続して使い始めたのだった。結論から言うと、悩まされていた遅延は改善した!
筆者の場合、執筆中は調べ物との戦いでもあり、ブラウジングは欠かせない。カメラマンが撮った合計数GBの写真データを編集者経由で送ってもらうことも珍しくない。その編集者とはチャットで進捗などを話し合うこともしばしばだ。そして原稿執筆時はストリーミングサービスで音楽を聴きながら作業することも多い。
それだけではない。新型コロナウイルスの影響で各社の記者発表会が動画配信に切り替わったので、その視聴にもネットは必須。しまいには直接会うことが時期的にはばかられるのでテレビ会議オンリーの取材まで発生した。
「社外とのテレビ会議中にトラブル」だけは勘弁!
一方、このところほとんど在宅勤務の妻は、グループウェアを利用しながら仕事を進め、ほぼ毎日テレビ会議に参加している。筆者同様、数GB単位のファイルをやり取りこともある。そして2人ともWi-Fi接続のプリンター兼スキャナーを利用するし、外出先ではかなりの確率で自宅のNASにアクセスする。
冒頭で触れたとおり、2020年2月半ばを過ぎてから2人とも自宅にこもっての作業が急増することとなり、結果的に自宅でのネット回線速度のスピードダウンを実感しつつあった。ファイルのダウンロードが遅くなる程度ならまだしも、テレビ会議や記者発表会配信の最中に影響が出るのは大きな問題だ。特にテレビ会議は社外とのやり取りもある。接続が突然切れたり、声が聞き取りづらくなっては印象が悪いため、妻は遅延を気にしていた。
だが、「Archer A10」導入の甲斐あってか大きな遅延にまで発展することはなく、恐れていたトラブルほぼ未然に防ぐことができたのだった。理由はおそらく「Archer A10」に搭載されている3つの機能だ。
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