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メジャースポーツだけでない各種のスポーツ中継をAI搭載カメラと自動配信で実現

NTT西日本と朝日放送、スポーツ映像配信の新会社「NTTSportict」設立へ

2020年03月23日 19時00分更新

 西日本電信電話(NTT西日本)と朝日放送グループホールディングス(朝日放送グループHD)は3月23日、共同出資によりスポーツ映像配信分野における新会社「株式会社NTTSportict」を設立すると発表した。4月1日の設立を予定している。

 国内スポーツ映像配信コンテンツの多くはメジャーなスポーツや全国区の試合で配信されていることが多く、地方大会やアマチュアスポーツ大会に関する映像コンテンツを視聴する機会は少ないのが実情という。これを受け、NTT西日本の通信ネットワークやICT技術、朝日放送グループHDのスポーツ映像制作技術を合わせ、他法人と共同でAIを実装したカメラによる自動撮影・自動配信の実験を進めていた。

 実証実験を通じて培った知見と、実験に協力した多種多様なスポーツ関係者との議論の結果、低コストかつ容易にスポーツ映像を撮影する環境と映像配信プラットフォームの構築を通じて、地方におけるスポーツ大会やアマチュアスポーツの発展に貢献できると確信。スポーツ映像配信事業の新会社を設立に至ったという。スポーツ観戦×ICTで新たなスポーツ観戦体験を提供することで、地方で開催されるスポーツ大会の魅力を世界に発信することで地方創生へと貢献するとしている。

 事業内容は、AIカメラを体育館、球技場、陸上競技場などのスポーツ施設に設置し、低コストかつ容易に撮影・映像配信が見込める環境を提供。スポーツ施設・団体への映像配信プラットフォームを提供し、施設や団体が競技者や関係者などに映像を販売する仕組みを構築する。

 
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