すららネットは3月18日、北海道の学習塾「練成会」が、ICT教材「すらら」を活用した新業態の拡大をスタートしたと発表。
すららは、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会の5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、ひとりひとりの理解度に合わせて進めることができるICT教材。
レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、児童・生徒ごとの習熟度に応じて理解、定着、活用のサイクルを繰り返すことで、学習内容の定着をワンストップで実現できるとうたう。はじめて学習する分野でもひとりで学習を進められる特長を活かし、小・中・高校、学習塾をはじめ、放課後やデイサービスなどにおいても活用が広がっているという。
練成会は2018年3月にすららを導入し、ICTが教える新・個別指導「アクティブクラス」を函館で開講。新型コロナウイルス感染拡大の影響により学校が休校となるなか、「オンラインインタラクティブ」システムとしての強みを最大限に活かし、塾としてのサービスを在宅指導に切り替えることでサービスを提供し続けているとのこと。
同カリキュラムにおいて、生徒は家庭でもすららにログインして学習できるため、講師は生徒に合わせたカリキュラム設計をし、塾と家庭の両方での学習を促すことで圧倒的な学習量の確保が可能としている。
80㎞以上離れた自宅からでも函館の「新個別・アクティブクラス」に週1回(土曜日)だけ通い、ほかの日は自宅ですらら学習の状況について講師がモニタリングするスタイルで成果を出すなど、広大な北海道ならではの活用もスタンダードのひとつになったという。
休講中の対応として、すららを活用したオンラインインタラクティブ授業も実施しているとのこと。生徒は火曜日~土曜日の間で、13時~19時の間で5コマからなる時間割を選択し、自分自身で学習予定を作成できる。練成会では生徒に1週間分の学習予定を連絡帳へ記入・提出してもらうことで、生活リズムを整えるための時間管理を促しているという。
そのほか、すららのメッセージ機能(受講中の生徒にリアルタイムに個別メッセージを配信できる機能)や、アナウンス機能(事前に設定したクラス全体に告知を配信できる機能)を活用して、生徒に励ましのメッセージを送ったり、追加の宿題を指示したりしているという。
そうした学習を通じて、集中力が途切れやすくなりがちな家庭学習を遠隔であってもリアルタイムでサポートできることは、今後のアクティブクラスにおける家庭学習の強化にもつながるとして、練成会は取り組みを強化しているとのこと。2020年4月から新たに函館で2教室を開講し、今後は道内での拡大を検討しているという。
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