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Microsoft Teamsを使った学校行事・遠隔授業

新型コロナウィルス休校の中、立命館小学校で実施されたリモート卒業式に参加した

2020年03月16日 15時00分更新

教職員を対象に「Office 365 A5」を、6ヵ月間の無償提供

 日本マイクロソフトによると、Teamsライブイベント機能は、「Office 365 A3」または「同A5」ライセンスを保有していれば利用できるが、休校期間中に遠隔授業を行えるように、教職員を対象に「Office 365 A5」を、6ヵ月間の無償提供を開始しており、「現時点であれば、ライセンスを保有していない教育機関でも、Teamsライブイベントを利用できる」という。

 「これにより、教育機関では、ライブイベントや電話会議に無料でアクセスできるようになり、最大1万人の参加者の会議を主催することで、リーチを拡大できるほか、オンライン授業にダイアルインで参加できる機能により、ネットワーク環境が整っていない学生のアクセスも可能になる。学校が遠隔授業環境への移行を進めるなかで、Microsoft Teamsは、バーチャルな対面コネクション、宿題、ファイル、対話などの要素を、ひとつのプラットフォームに統合し、スマートフォン、タブレット、PC、ブラウザからアクセスを可能にしたオンライン教室を提供できる」としている。

 政府は、2月27日に、小学校、中学校、高校に対する3月2日からの一斉の臨時休業を要請。休業中の家庭学習や生活などのサポート、卒業式などの工夫の課題のほか、学校ホームページを活用したコミュニケーションの実施、グループウェアを活用した家庭学習支援など、ICTを活用した取り組みにも注目が集まっている。

 新型コロナウイルスの影響が長期化すれば、今後、学校行事や遠隔授業などに、Teamsライブイベント機能を利用する例が増えることになりそうだ。日本マイクロソフトでは、「今回のようなライブ配信の支援プログラムに対して、他にも複数の教育機関様から要望が出ている。引き続き支援をしていく予定である」としている。

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