オリンパスのハイエンド「E-M1 Mark III」
今回は夜の公園での撮影にチャレンジ!
夜の猫を撮るのは難しいけど楽しい。写真的には背景が暗くぎゅっと締まってる中に、ほわっと猫が浮かび上がる感じがいい。昼間には見かけないような猫とひょんな場所で出会えるのも楽しい。人通りが少ない夜になると猫も油断するのである。
夜の屋外は撮影条件的に厳しいので、夜の散歩をするときは便利なズームレンズではなく、明るい単焦点レンズを付けていく。マイクロフォーサーズ機の場合は、シグマの30mm、あるいは56mm F1.4 DC DNをよく使う。
30mm F1.4をつけた写真を載せておきながら、今回使ったのは56mm F1.4。こっちをつけてるときに猫と出会ったから。マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので背景が大きくボケる写真は得意ではないけれども、F1.4ならここまできれいにぼけてくれるのだ。ちょうどいいタイミングで舌で鼻をぺろっと舐めた瞬間を撮れた。
よし、と思ってモニターを開き、ローアングルで構えて撮ったのが次の写真。F1.4で撮るとメインの猫だけにピントがあって背景が大きくぼけるので猫だけがほわっと浮かび上がる感じになるし、背景がぼける分、撮影場所もぼやけさせられる。
というわけで、この構成で夜猫である。E-M1 Mark IIIがありがたいのは、ボディー内手ブレ補正が超強力なこと。前モデルのE-M1 Mark IIも強力だったが、E-M1 Mark IIIはさらに強化された。史上最強手ブレ補正といっていいレベルなのだ。
昼間は子供たちが遊んでて猫を見かけることはまったくない公園でも、日が暮れるとどこからともなく猫がやってくる。この日は雨粒が落ちたり落ちなかったりの夜だったけど、公園を横切ると、街灯がほんのり当たってる一角にチャトラのハチワレを発見。そーっとしゃがんでモニターを開いてローアングルで撮ったのがこちら。シャッタースピードは1/8秒。手ぶれ補正のおかげでこのスローシャッターでもブレないのだ。ありがとう手ブレ補正。
猫はちょっと油断すると横を向いたり口を動かしたりするので、手ブレ補正ではどうしようもないことが多々あるわけだが、そこはじっとしてる瞬間を狙うのである。背景が真っ暗で、遠くの灯りがほわっとぼけて写るのが夜ならではの良さだ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります