序盤は資材をあつめてビーコンを早めに設置
ここからは、実際にゲームの進め方を解説していこう。ゲームには複数のシナリオが用意されているが、最初は基本となる「新しい家」のみがアンロックされており、ここで特定の条件を達成することで、他のシナリオのプレイが可能となる。いずれも都市のリーダーとなって共同体を拡張していく基本的な進行は同じだが、シナリオによってクリア条件が異なるため、慣れてきたら他のシナリオもプレイしてみるといいだろう。
「新しい家」のシナリオにおけるプレイヤーは、安住の地を探す長い旅の結果、放棄された大型ジェネレーターがある土地にたどり着いた一行のリーダーとして、寒波をしのぐための街づくりを進めていくことになる。マップ内には中心部の大型ジェネレーターと資材の集積所があるのみなので、資材の入手、施設の建築といった操作を、すべて一からこなしていかなければならない。80人の同行者たちにうまく仕事を割り振り、共同体を運営するわけだ。
本作においてもっとも重要になるのは、このゲームの醍醐味とも言える“温度の管理”だ。温度の管理には大型ジェネレーターを動かす必要があるが、そのためには石炭が必要になる。加えて、キャンプや施設の建築には木材や鉄といった素材が必要だ。
幸い、マップ上には採取できる石炭パイルや木材クレート、鉄くずが放棄されているため、1日目の日中はこれらの収集を人々に指示し、資材を蓄えることになる。序盤はキャンプなどの建設のために木材を多く使うため、木材クレートの収集に多く人を割り振るといいだろう。
これに先駆けて行なっておきたいのが、法律ツリーで「児童労働-安全な作業」に署名することだ。共同体のメンバーには子供もいるのだが、子供たちはそのままだと労働に参加できないため、都市の運営上は余剰人員となってしまう。
資材の収集など、安全な作業のみに参加させることで、序盤の貴重な労働力を担ってもらえるため、この法律は早めに施行しておきたい。「倫理的にどうなの?」という見方ももちろんあると思うが、その選択がプレイヤーに委ねられているのが本作の特徴のひとつでもある(ちなみに、すべての労働に子供を参加させるための法律も用意されている。署名した場合、子供には怪我や死亡のリスクがついて回る)。
1日の労働時間が終了する18時になると、人々の作業がストップする。ある程度の資材が集まっているはずなので、まずは夜の寒さに備えてジェネレーターの電源を入れるといいだろう。それと、夜のうちに進めておきたいのが建築作業だ。人々は労働時間外でも建築を行なってくれるため、昼は労働や収集、夜は建築、というルーティーンで都市運営していくのがオススメだ。
まず、この時点では住居がないため、ジェネレーターの付近にキャンプをいくつか設置する必要がある。人々の住居や医療系の施設は温度が低いと病気の蔓延につながるため、ジェネレーターの熱が届きやすい場所に設置しておくのが基本だ。
加えて、テクノロジーツリーの研究を進めるためのワークショップ、食料を手に入れるための調理場やハンター小屋、周辺の木材や鉄くずなどをまとめて収集する収集所も用意しておきたい。これらは寒さの影響が少ないため、住居や医療施設よりもジェネレーターから離れた場所に設置しておいて構わない。
2日目からは各施設に人員を配置しなおし、開発や食料収集、資源集めなどを進めていくことになる。ここで、早めに設置しておきたいのがビーコンだ。ワークショップの研究から完成させられるが、これを設置することで探索隊をマップの外に出せるようになる。探索では資材のほか、散り散りになっている難民なども発見でき、共同体の拡大につながる。特に人材は都市運営に必須なので、早めに集められるようにしておこう。
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