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5G対応のXperiaは「Xperia 1 II」(マーク・ツー) カメラはαの使い勝手を再現!

2020年02月24日 16時45分更新

早くも5G対応! 日本での発売が待たれる
ソニーモバイル「Xperia 1 II」

 ソニーモバイルからXperiaシリーズの最新モデル「Xperia 1 II」(エクスペリア ワン マーク・ツー)と「Xperia 10 II」(エクスペリア テン マーク・ツー)が発表された。両モデルとも名前のとおり、昨年発売されたモデルの後継機だが、前モデルのウィークポイントが改良されているとともに、「Xperia 1 II」は5G対応と最新のフラッグシップにふさわしいスペックとなっている。

 なお、本記事で掲載している写真や性能などはすべてグローバルのもので、国内で発売するモデルと異なる場合もあるのでご了承いただきたい。

大型センサーでカメラ性能がさらにアップした
「Xperia 1 II」

 「Xperia 1 II」は6.5型(3840×1644ドット)の有機ELパネルを搭載。21:9というアスペクト比で4K HDR対応というスペックは前モデルを踏襲している。さらにXperia 1 IIでは、90Hzディスプレー相当の残像低減技術を取り入れており、ゲームなどでよりクリアな映像が楽しめる。

今春発売予定の5G対応「Xperia 1 II」

残像軽減技術を採用しよりクリアに表示

ディスプレーの色温度を細かく調整できるようにもなっている

21:9のアスペクト比を有効活用できるマルチウィンドウもより使いやすく進化

カメラはZEISSレンズを採用
ただし、スーパースローは消滅

 カメラはリアが超広角と広角、望遠のトリプルレンズ仕様というのは変わらないが、焦点距離やセンサーに変更がある。超広角は約1200万画素/16mm/F2.2(前モデルはF2.4)で、望遠は約1200万画素/70mm/F2.4(前モデルは52mm)となっている。さらに広角は約1200万画素/24mm/F1.7(前モデルは26m/F1.6)とより広角に。

 F値こそ前モデルの方が上だが、実は広角で使われているセンサーは1/1.7インチと、より大型のものを採用。4つの画素を1つにまとめて、より明暗を取り込みやすい仕様のため、前モデルよりも暗所での撮影などに強くなっているという。

トリプルレンズカメラがさらに進化

広角カメラはより大型のセンサーを採用

 また被写界深度を計測する「3D iToFセンサー」も搭載。レンズはZEISS(ツァイス)を採用しており、T*(ティースター)コーティングにより、レンズ内反射を低減し、クリアな撮影を実現している。

メインの3つのカメラはZEISSレンズ

レンズ部分のZEISSのロゴがある

 これらカメラスペックの向上により、高速撮影性能がアップ。AF/AE追従20コマ撮影や、60回/秒のAF/AE演算が可能。そしてリアルタイム瞳AFでは人物だけでなく動物にも対応している。

高速撮影機能がXperia 1 IIのカメラ機能のポイント

動物でも瞳AFが使える

 そのほか標準のカメラアプリのほか、ソニーのレンズ交換式カメラ「α」のような使い勝手を実現した専用のカメラアプリ「Photography Pro」(フォトグラフィー プロ)を搭載。撮影モードダイヤル設定の追加や、シャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスなどを細かく設定して撮影できるようになった。

写真撮影も専用のPro向けアプリを標準アプリ以外に搭載

プロ向けの動画撮影アプリ「Cinema Pro」も風きり音の軽減など機能強化されている

 ただし採用しているセンサーの変更により、前モデルから引き継げなかったカメラ機能もある。たとえば960fpsで撮影できるスーパースローモーションがそれ。またXperia 5で搭載された標準カメラでの「撮影アドバイス機能」も搭載されるが、一部の機能は対応していないとのこと。このあたりは実際に動作するモデルでチェックする必要がありそうだ。

 また説明会では動作端末がなかったため確認はできなかったが、前モデルでは画角を変えられなかった超広角で、3倍までのデジタルズームが可能とのこと。ただし超広角から広角、望遠へとレンズを切り替えてシームレスなズームには対応してない。そのほか前モデルでは超広角レンズだと電動ジンバルなどを装着した際に、アームが見切れてしまう問題があったが、これもレンズのレイアウト変更などで対応しているとのこと。

カラーは左からブラック、パープル、ホワイトの3色展開

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