LINEは2月19日、スマホ専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」で実施した「スマホ・モバイル決済サービスの認知、利用シーンや普及状況に関する調査」の結果を発表。
調査対象は日本全国の20歳以上の男女。実施時期は2019年12月21日~12月25日。有効回収数は4万4679サンプル。
スマホ・モバイル決済の認知は77%
「マネー・決済系サービス」で知っているものを聞くと、「スマホ・モバイル決済」の認知は全体で77%。2018年の調査では67%だったので、10%も増加している。
性別および年代別で見ても、すべての性別と年代で、スマホ・モバイル決済サービスの認知は2018年よりも上がっている。なかでも、女性の20〜40代の認知は8割を超えた。
スマホ・モバイル決済の利用率は20%以上もアップ
マネー・決済系サービスで利用しているものを聞くと、スマホ・モバイル決済以外は1割未満。一方で、スマホ・モバイル決済の利用は41%。2019年の調査と比べると、20%以上もアップした。
性別および年代別に見ても、20代〜60代までのすべての性別と年代において、スマホ・モバイル決済の利用が大きく伸びている。
キャンペーンやキャッシュレス還元が大きな理由に
スマホ・モバイル決済を利用したきっかけは、各社スマホ・モバイル決済サービスの「キャンペーン」や、10月の増税施策である「キャッシュレス還元」が大きな理由になっているとわかった。
現金払い派が9%減少、スマホ・モバイル決済派が25%増加
普段の店での支払いについて聞くと、2018年と比較して「現金払い派」が9%減少。一方で、2018年に比べ「スマホ・モバイル決済派」は25%も増加している。
年代別に見ると、現金払い派は、クレジットカードやスマホ・モバイル決済サービスを利用していない10代〜20代がメイン。30代〜60代では「カード払い派(クレジットカード、交通系ICカードなどを含む)」が現金払い派を上回った。
20代〜30代はお得な特典やポイント還元率を重視
スマホ・モバイル決済サービス選びで重視する点を聞くと、20代〜30代は「お得な特典」が付いているか、「ポイント還元率」が良いかという点を重視しているとわかった。40代〜50代は「セキュリティ面」をもっとも重視しているという。60代はチャージや入金など「ふだん支払いの時によく使う機能」を重視しているとのこと。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります