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NEC、学習者用端末などを提供し、GIGAスクール構想の実現を推進

2020年02月17日 10時00分更新

 NECは2月17日、国が掲げる「GIGAスクール構想」の実現に向けて、PCなどの学習者用端末と校内の通信ネットワークといったICT環境を整備すると発表。

 文部科学省は、今年度補正予算および来年度予算において、GIGAスクール構想に対する予算措置を講じている。全国の自治体には、PCや通信ネットワークといったICT環境の整備はもちろん、ICTを活用した指導体制の構築やデジタル教材など、教育のデジタル化を総合的に進めることが求められているという。

 学習者用端末としては、GIGAスクール構想で示された具体的モデルに準拠する「Chromebook」の「NEC Chromebook Y2」と、「VersaPro E シリーズ」の「タイプ VR」を発売。それぞれWi-Fiモデルに加え、LTEモデルも用意する。出荷開始予定日はNEC Chromebook Y2が6月下旬、タイプ VRは10月下旬。価格はすべてオープン。

 NEC Chromebook Y2のスペックは両モデルともに、Celeron N4020、4GBメモリー、32GB eMMCなど。インターフェースはWi-FiモデルがUSB 3.0(Type-A)×2、USB 3.0(Type-C)×2、microSDメモリーカードスロット×1。LTEモデルはUSB 3.0(Type-A)×1、USB 3.0(Type-C)×2、microSDメモリーカードスロット×1。

 タイプ VRのスペックは両モデルともに、Celeron N4020、4GBメモリー、64GB eMMCなど。インターフェースはWi-FiモデルがUSB 3.0(Type-A)×2、USB 3.0(Type-C)×2、microSDメモリーカードスロット×1。LTEモデルはUSB 3.0(Type-A)×1、USB 3.0(Type-C)×2、microSDメモリーカードスロット×1。

 通信ネットワークとしては、「UNIVERGE IXシリーズ」などのネットワーク製品群や、「NetMeister」といったクラウド型統合管理サービスを提供する。製品の多くは5年間の無償保証期間を設けている。

 同社は2020年4月から、教育クラウド「Open Platform for Education」を提供開始。同クラウドを通じて、デジタル教材も提供する。

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