英語を学習するうえでポピュラーな方法が、各種スクールに通うこと。英会話スクールの普及は戦後と歴史はありポピュラーではあるが、一方で最近はジムスタイルのコーチング式英語スクールがビジネスマンを中心に注目を集めている。そこで従来の英会話スクールとコーチング式の英語スクールではどのような違いがあるのか。さらにどのようなスタイルを選べば良いのかチェックしてみた。
ビジネスで要求される英語力が変わってきた
まず日本人が英語を学ぶ必要性が重要になってきた背景に、日本の国際社会における立ち位置が変わってきたことにある。インターネットの普及により世界がボーダレス化しており、世界の人が共通言語として英語を使用している。そのなかで日本の置かれている状況として、世界を相手にビジネスを行なう必要が以前よりもさらに増しているのだ。
さらにいわゆる外資系の企業が日本に進出していたり、日本企業自体も海外の資本が入るなど国際化している。なかには社内公用語を英語にする日本企業もあるくらいだ。以前までは英語ができることがスキルとして重宝されていたが、現在は職種によって必要最低限のスキルとなっている。それも日常会話レベルではなく、商談などをしっかりと進められる英語力が必要とされている。
たとえば一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が2019年に行なった「英語活用実態調査」では、「今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル」という設問で「英語」という回答が80%をこえてトップになっている。
そのため、以前よりも密度の濃い英語学習の必要性が出てきたのだが、ここで従来の英会話スクール方式では問題点があらわになってきた。
回り道をせずに最短距離で英語を学ぶ
従来の英会話スクールは学習塾スタイルで、教師や講師がひとりに対して複数人の生徒に指導するケースが多い。英会話スクールのなかには個別指導を行なっているところもあるが、基本的には決まったカリキュラムを決まったスケジュールで指導していくスタイルだ。
ここで問題となるのが、英語を学ぶ人によって、スタート時点の英語力や理解力が違うこと。さらにどのレベルまでの英語力を必要としているかも違っている。このように能力も目標も違う人たちを同じカリキュラムで指導するのは効率的ではなく回り道となってしまう。英語学習には近道はないが、正しい道を最短距離で行なう方法はないか。このような視点から増えてきたのが、ジムスタイルのコーチング式英語スクールというわけだ。
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