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1億画素スマホ「Mi Note 10 Pro」とデジタル一眼レフはどっちがスゴい?

6番目のカメラは自撮り用!

 6番目のカメラとして、フロントの自撮りカメラも搭載。こちらは自撮り用としては破格の約3200万画素。広角系で自撮り用としては使いやすい。

自撮りしてるの図。モニターは大きくてこのクラスとしては明るくて見やすい

自撮りですら3200万画素という画素数番長スマホだ

 そこまで画素数を上げなくてもいいのにという感はあるけれども、6つカメラを搭載してすべて画素数が違うというなかなかすごい結果なのであった。

 写真以外だと、動画はもちろん4K動画対応。ビデオモードには短い動画クリップを連続して撮って自動的につないでくれるVlogモードもある。Vlogモードで保護猫シェルターの猫を撮ってみたのが以下の動画。

デジタル一眼がリアルを目指すなら
スマホはリアリティーを目指す

 これだけカメラを積んでて画面は6.47型の有機ELで両側面がカーブしていて2340×1080ピクセルで色域はP3。それでいてメモリーは8GB、ストレージは256GBと十分搭載しながら、価格は7万1280円と非常にオトクだ。

 ただプロセッサーはSnapdragon 730Gとミドルクラス用のものを採用。撮影後にワンテンポ待たされることがあるのが気になるくらいで(特に夜景モードは撮影後の処理で待たされる)、よほどヘビーな使い方しない限りは問題ないだろう。

 ウリとなるカメラにどどんと力を入れ、コストを抑えられるところは抑え、インパクトのある製品に仕上げてきたのはさすがだなあと思う次第である。コストパフォーマンスめちゃ高い上にカメラとしてもすごく実用的だ。

 それにしても、スマホカメラはすでに本職のデジタルカメラとは違う道を歩みはじめてる、というか違う道を見つけたなあと思う。ひとつは「光学ズームではなく、画角が違う複数のカメラを並べて切り替える」という使い方。もうひとつは超高速連写+合成(あるいは「4-in-1 スーパーピクセル」のような技術も)を利用して、デジタル処理でダイナミックレンジを広げたりノイズを減らしたりという、グーグルがいう「コンピュテーショナルフォトグラフィー」による画作り。

 特にコンピュテーショナルフォトグラフィーは光学性能ではなくデジタル処理で勝負するという、スマホが得意なジャンルに土俵を持ち込んだという点で有望だ。デジタル一眼がリアルを目指すならスマホはリアリティーを目指すのである。

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