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中国産ホラーゲームにビビりまくり! 勘弁してくれ……

超怖い「Paranormal HK(港詭實録)」で九龍城の雰囲気を堪能、ハラハラドキドキのかくれんぼに恐怖!

2020年02月05日 17時00分更新

Ghostpie Studioが手がけた「Paranormal HK(港詭實録)」は、中国・香港の都市伝説をモチーフにした一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム

 Ghostpie Studioが手がけた「Paranormal HK(港詭實録)」は、中国・香港の都市伝説をモチーフにした一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム。心霊番組の撮影で「九龍城砦(くーろんじょうとりで)」を訪れたTVクルーが、謎の怪奇現象に遭遇する。プレイヤーはTVクルーのカメラマンとして女性キャスターを捜索するとともに、九龍城砦から脱出を図ることが目的だ。本記事では、Paranormal HKのプレイフィールなどをお伝えしたい。

恐ろしく蘇った九龍城砦を歩く

かつて香港に存在していた巨大なスラム街「九龍城砦(または九龍城)」が舞台

 九龍城砦とも呼ばれていた「九龍城(くーろんじょう)」は、1990年代前半まで香港に存在していた巨大なスラム街(現在は取り壊され、公園になっている)。無秩序に建てられた高層ビルが密集する街の外観、犯罪者などが多く集う魔の巣窟、迷路のように入り組んだ狭い路地など、ミステリアスな雰囲気を醸し出していた有名スポットである。

 その魅力はクリエイターに影響を与え、九龍城を題材にした作品が多く輩出された。九龍城砦を題材にしたゲームを例にすると、1997年発売の「クーロンズゲート(PlayStation)」や、2001年発売の「シェンムーⅡ(ドリームキャスト)」などが挙げられる。

狭く薄暗い通路をはじめ、壁中に張られた張り紙、床中に散らばるゴミなど、ミステリアスな雰囲気が漂う

 今回紹介するParanormal HKも、九龍城砦を題材にしたホラーゲームである。狭く薄暗い通路をはじめ、壁中に張られた張り紙、床中に散らばるゴミなど、ミステリアスな雰囲気が漂っている。そこにホラーの要素が加わったことで、恐怖に満ちあふれた九龍城砦を堪能できるように。新たな魅力が加わった九龍城砦の雰囲気に圧倒されたと同時に、身も心も震撼するほどの恐れを抱いてしまった。

心霊番組の撮影で九龍城砦を訪れるTVクルー。女性キャスターが謎の失踪を遂げるところからストーリーが始まる

 序盤、心霊番組の撮影で九龍城砦を探索することになるが、現場をレポートする女性キャスターが突然失踪してしまう。「ったく、なにやってんねんもう。最初から反対してたのに……」とぶつくさ文句を言いつつ(文句を言ったのは私自身であり、主人公ではない)、女性キャスターを捜索することに。ストーリーはB級ホラー映画のような内容で、ビックリする演出もあれば、音楽で恐怖を煽る演出も多々見受けられた。ホラーゲームファンだけでなく、ホラー映画ファンも楽しめるのではないかと思われる。

見つかったら終わり
ハラハラドキドキのかくれんぼ

呪いにかかる前の女性キャスター

呪いにかかってクリーチャーと化した女性キャスター

 九龍城砦を探索するのも怖いが、最も怖いのは主人公を狙うクリーチャーの存在である。序盤では、呪いによって化け物と化した美人な女性キャスターから逃げる羽目に。美人な女性キャスターに追われるというシチュエーションは一部のファンにとっては至福に思えることだろう。だが、おぞましいクリーチャーに変貌していたら話は別だ。はっきり言って、「君の瞳に乾杯」と余裕をかますほど私の心はタフではない。プレイ中、「君の瞳に完敗」と弱音を吐くほどの恐怖体験を強いられてしまった。

女性キャスター(クリーチャー)に遭遇したらロッカーに隠れよう

 女性キャスター(クリーチャー)に遭遇したらとりあえずロッカーに隠れよう。従来のホラーゲーム探索時にロッカーを見かけたら、女性キャスター(クリーチャー)が出現するかもしれないと注意を払っておくといい。

クリーチャーに見つからずに行動するステルスの要素も。青いドレスを着た女性キャスター(クリーチャー)に見つかったら恐ろしいことが……

 また、クリーチャーに見つからないで行動するかくれんぼ、つまりステルスの要素もある。しゃがんでこっそり移動する、遮蔽物の後ろに隠れるなどして目的を達成しなければならない。うっかり足音を立てる、クリーチャーの視界に入るとクリーチャーに見つかってしまい、最悪ゲームオーバーとなる。クリーチャーの行動パターンはもちろん、クリーチャーが発する音をしっかり聞くことも大事だ。だから、本作をプレイするときはヘッドセットを装着するように。

 前回紹介した「Silver Chains」と同様、本作も戦えないタイプのホラーゲームである。逃げる、隠れるのいずれかのみで対処しなければならないのだ。最初から最後まで、戦えない恐怖と息苦しいスリルを嫌というほど味わうこととなった。

 ホラーゲームに慣れている人なら問題ないだろうが、私のようなホラーゲームが苦手な人にとってはつらいかもしれない。ちなみに、私は水前寺 清子先生の「三百六十五歩のマーチ」を脳内再生しながら幾多の恐怖に立ち向かった。もし挫折しそうになったら、ポップな曲を流しながらプレイしてみよう。

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