昔のレンズも味があるが
今のレンズのキビキビ感もいい
最新のカメラで25年前のレンズ。まずはキャットタワーについてるポケットで丸くなって寝てる猫をそっと狙うと、なんか最新レンズに比べて写りがフィルムっぽい。絞り開放で撮るとディテールが甘い、周辺の光量落ちがけっこうあるという2点でそう感じるのかと思う。
さきほどと同じような寝てる猫の写真も、描写が甘くて柔らかい分、お昼寝猫に似合う感じだ。
せっかくの最新一眼レフにわざわざ25年前のレンズを付けて味のある写真が撮れるよね、で終わるのもあんまりなので、再び今のレンズに付け替える。そうするとAFのシュッという速さが気持ちいい。
キャットタワーの一番高いところで悠々と寝てたハチワレ。ファインダーを覗いて撮るには高すぎたので、モニターを逆側にチルトさせハイアングル撮影。
続いて、ホットカーペットにへばりついて離れない猫をトンネルの遊具ごしに。これは確か這いつくばってファインダーを覗いて撮った気がする。
光学ファインダーを覗いて一眼レフならではの撮影感覚やレスポンスを楽しむことも、ライブビューを使ってミラーレス一眼的にいろんなアングルでの撮影もどっちも楽しめるってのは、イマドキの一眼レフには必要なこと。やっぱミラーレスより一眼レフだよな、って人は要注目のD780だ。
なんか今回は寝てる写真ばかりになってしまったけど、これはもうエアコンとホットカーペットがある冬の午後に訪問しちゃったわたしが悪い。人間だって仕事サボって一緒に寝たい。次はちゃんと起きてる猫を撮ります、たぶん。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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