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画面を独り占めできる!PS4やスマホにも使えるモバイルディスプレー「On-Lap 1306H」の意外な魅力に迫る

2020年01月21日 11時00分更新

スマホの画面をモバイルディスプレーに表示!
ゲームパッドと組み合わせれば強力なゲーム機に変身する

 スマホとの接続は、スマホ側にHDMI出力がある、もしくはUSB Type-C出力があることが条件だ。ただし、USB Type-Cからの映像出力に対応していても電源供給量が足りないため、別売りのACアダプターを接続するケーブル「Type-C Video+Type-A Power Cable」(Amazon価格2479円)が必要となる点には注意しよう。

「HUAWEI P30」で試してみたところ、接続するだけで「On-Lap 1306H」を認識。とくに苦労もなく、スマホの画面を大きなモバイルディスプレーへと出力できた。

スマホとモバイルディスプレーをUSB Type-Cで接続しつつ、不足する電力をACアダプターやモバイルバッテリーから供給できるY字ケーブル「GeChic Type-C ビデオ + Type-Aパワー ケーブル 」が別売りで販売されている

 大きな画面で表示できるとなれば、試してみたいのがゲーム。そこで定番レースゲームの「アスファルト9:Legends」を試してみたのだが、これがスマホで見るよりも迫力が増し、より一層楽しめるようになった。

 このゲームはBluetooth接続のゲームパッドにも対応していることもあり、ある意味スマホがゲーム機になったかのような気分だ。一度試すとスマホの小さな画面には戻れないほどの魅力がある。

ゲームパッドと併せて使えば、スマホ用のゲームも大迫力に。スマホ班のスピーディー末岡も大絶賛

 少々残念なのは、スマホでの操作が必須となるゲーム。スマホの画面を見ながらのプレイとなるため、せっかく「On-Lap 1306H」の大きな画面に表示してもそちらを見ることができないからだ。

 ただしこれはあくまで自分一人でいるときの話。ゲームの腕を友人らに披露したい場合は、スマホの画面を見せるのが困難となるだけに、むしろ、表示専用の別ディスプレーがあったほうが見やすくなる。こういった“見せるための用途”としても、「On-Lap 1306H」は活躍してくれるわけだ。

 今回は、昨年の東京ゲームショウ2019にて、いろんな意味で話題をさらい、今注目されている「アクション対魔忍」をプレイ。3Dでカッコよく動く対魔忍の姿を、スマホよりも大きい画面で見せるには、モバイルディスプレーは手軽でもってこいだ!

「アクション対魔忍」は操作にスマホが必須となるため、プレイヤーはOn-Lap 1306Hの画面を見られないが、ギャラリーは大きな画面で観戦できる

 自分一人で楽しむスマホ用のゲームを、大勢で楽しめるようになるというのがモバイルディスプレーの魅力だろう。

 なお、HUAWEI P30は“デスクトップモード”が用意されており、単純にスマホの画面をディスプレーへと拡大して表示するだけでなく、まるでパソコンのようなデスクトップ表示が可能となっている。この場合スマホはタッチパッドとして機能するため、別途キーボードを用意すれば、ちょっとした書類・資料作成や長文メールもこなせるようになる。

通知から“デスクトップモード”へと切り替えれば、パソコンのような画面でスマホを利用可能に

なんだか懐かしいWindows XP風のデスクトップに変化。スマホにはタッチパッドが表示されている

 プライベートではゲームを大迫力で楽しみ、ビジネスではパソコンのように使う、といったことができるのがユニークだ。

接続する機器によって用途が大きく広がるモバイルディスプレー

 ノートPC用だという先入観を捨て、ゲーム機と接続すればLANパーティーやプライベートでのゲームプレイに活躍し、スマホに接続すればゲームだけでなくビジネスにも役立ってくれる。今回は紹介できなかったが、これ以外にもAmazonのFire TV Stickを接続してビデオ鑑賞用として使う、というのもアリだ。

 接続する機器によって1台で何役もこなしてくれる「On-Lap 1306H」。単用途でしか使えないなら躊躇してしまうが、これだけ幅広く活用できるのであれば、手元に置いて損のない製品といえるだろう。

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