「Life Analytics」は生活時間を「仕事」「移動」「自宅」「買い物」などのカテゴリーに分類し、時間の使い方を「見える化」するライフログアプリです。今回のアップデートで消費カロリーを表示する機能を追加しました。
まずは、基本的なアプリの機能を説明します。Life Analyticsは、一日の時間の使い方がどのようになっているかをGPSによる位置情報から分析します。以下のメイン画面に表示されている円グラフは1日の時間の使い方を表示しています。STEPSは歩数。UPとDOWNは移動したフロア数(階数)です。 自宅や仕事場等の位置情報を登録するだけで、自動で記録を行ないます。
今回のアップデートでサマリー画面に消費カロリーの表示を追加しました。
「分析」タブでは、折れ線グラフによる消費カロリーの推移も確認できます。ダイエット中の方は日々の推移も気になるのではないでしょうか。
消費カロリーの計算方法は「METS(メッツ)」という方法で行なっています(METSの詳細はこちらをご参照ください)。METSとは、運動強度と経過時間を基に求める簡易的な消費カロリー計算方法です。安静時を1として、ランニングを7、というように活動の種類ごとに数値を設定します。その数値と体重、経過時間を以下の計算式に当てはめると消費カロリーが計算できます。
※消費カロリー(kcal) = METSの値 × 経過時間(時間) × 体重(kg) × 1.05
Life Analyticsでは、以下のようなMETSの値を設定しています。
自宅=1.5
仕事=1.5
交通機関=1.0
歩行=3.8
走り=7.0
自転車=4.0
その他=1.5
睡眠=0.9
Life Analyticsでは、走りの運動強度は一律ですので、走る速さや距離は考慮しておりません。あくまでどのくらいの時間走っていたかで、消費カロリーを算出します。簡易的な計算方法ですので、目安として利用してください。毎日の推移を見ることで、ダイエットのサポートツールとして利用できると思います。
■消費カロリーを算出するためには体重の設定が必要です。
上記の計算式にもあるように、消費カロリーを算出するためには体重の設定が必要です。Life Analyticsは、iOSのヘルスケアに登録されている体重データを利用します。アプリを初めて起動する際に、ヘルスケアへのアクセスを求められますので、許可設定をお願いします。
ヘルスケアに対応した体重計を利用されている方は、体重計に乗るだけで自動的に体重が記録されますが、そうでない方は自分で登録する必要があります。一度登録すれば、体重に変動がない限りそのままで問題ありません。登録方法は、iOSのヘルスケアアプリから登録する方法とLife Analyticsアプリ内から登録する方法があります。Life Analyticsアプリ内から登録する場合は、「設定」タブ内の「体重(消費カロリー計算用)」を開きます。
体重の入力窓が開きますので、体重を入力してください。
入力したデータはヘルスケアデータとしてiOSに保存されます。体重の変動がないのであれば毎日入力する必要はありません。最後に入力された体重で毎日の消費カロリーが計算されます。
最後にアプリインストール/アップデート時の注意点です。今回のバージョンのインストールを行なうとヘルスケア機能へのデータアクセスの許可を求められます。「体重」のデータの読み出し・書き込みを「許可」してください。起動時に許可をしなくても、iOSの「設定」アイコンを開いて、「プライバシー」→「ヘルスケア」→「Life Analytics」と移動して「体重」の読み出しと書き込みをオン(緑色)に設定すればOKです。
あくまで簡易的な消費カロリー表示機能ですが、毎日チェックすることでダイエットの励みにもなると思います。ぜひ活用してみてください。
※モーションコプロセッサーを使用しますので、対応機種はiPhone 5S/6/6Plus/6s/6s Plua/SE/7/7Plusとなります。
※ヘルスケア機能は、iOS8以降で利用可能です。
Life Analytics
Media Circuit Co., Ltd.
無料
対応OS:iOS7以降
バージョン: 1.18
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)
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