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ゲーミングヘッドセット「G233」、密閉感と音質が良くて没頭間違いなし

2018年02月25日 09時00分更新

Logicook

 近頃は手軽なBluetoothヘッドフォンが人気だが、ゲーミングの世界では有線がまだまだ主役だ。今回紹介するロジクールのゲーミングヘッドセット「G233 PRODIGY」は、シンプルながらゲームに没頭できるクオリティーの製品である。

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↑ロジクールのゲーミングヘッドセット「G233 PRODIGY」実売価格は1万200円前後。

 ゲーミング用のヘッドセットということで長時間の装着を想定しており、イヤーパッドにはスポーツ用メッシュ素材を採用。しっかりと耳を包み込みながら、皮膚呼吸を妨げないため、不快になりにくいという仕様だ。装着してみると、圧迫感が少ない割にしっかりと周りの雑音を遮断してくれる。長い時間装着し続けても蒸れたりしなかった。

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↑イヤーパッドはメッシュ素材を採用。


 

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↑イヤーパッドは取り外し可能だが、上位モデルの「G433」のように別のイヤーパッドは付属しない。

 重量は259gと軽量なため、装着時の負担そのものも極力軽減されている。ケーブルは脱着式で、3.5mmの4極ステレオミニプラグを使用。2種類のケーブルを同梱しており、1つはPC用のインラインコントロールを内蔵するもので、もう1つはコントロールに加え、スマホなどのモバイル用としてマイクを内蔵したものになる。PCに接続してマイクとヘッドフォンを使う際は、付属のスプリッターを利用するといい。

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↑こちらはPC用のケーブル。インラインコントロールにはダイヤル式のボリュームが付いている。
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↑こちらはスマートフォンなどで利用するマイク付きのインラインコントロール。
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↑PCで利用する際にマイクとヘッドフォンを分岐するスプリッター。

 PC用で利用する際は着脱式のマイクブームを付ければヘッドセットとしても使える。マイクブームはノイズキャンセル機能を搭載し、PCゲーマー御用達のコミュニティツール「Discord」公式認定品。クリアーな音質と通信性能を保証している。マイクは曲げやすい素材を使っているので、自分にフィットした位置に調整できるのがありがたい。

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↑マイクブームも着脱式。街を歩いて使う際は、装着せずにスマホ用ケーブルを使って音楽を聴くのにもいい。

 音質面はというと、40mmのロジクールPro-Gアドバンスド オーディオ ドライバーを採用。周波数特性は20Hz~20kHzで、深みのある低音域からクリアーな高音域までよく響く。PS4やニンテンドースイッチ、Xbox Oneといったゲーム機はもちろん、スマホにタブレットなど、ゲームはもちろん音楽鑑賞にも十分な音質だろう。

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↑PS4に接続するときは、そのまま専用コントローラーへ接続する。とはいえこの方法だと、設定で音量を最大にしても、ちょっと音圧が足りない気がする。

 実際にPS4でゲームをしてみた。PS4のコントローラーにはヘッドホンジャックがあるので、そこに接続。音の広がりを十分感じ、低域から高域までクリアーな音質で、ちょっとした効果音も聞き逃さない印象だった。ちなみにPSVRと同時に装着してみたが、ギリギリ干渉せずに装着できた。付属のイヤホンなんかよりは数段いい音質でゲームの世界へ没入できるだろう。

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↑PSVRを装着した状態でヘッドセットを利用。ギリギリ干渉せずに使える。

 PCでは音質をチェックするために楽曲を聴いてみたが、低域がしっかり響くので、ベースやバスドラムがいい感じ。ボーカルの中域から高域もクリアーに聞こえるので、J-POPを聴くにはとてもいいだろう。クラシックの微妙なニュアンスも感じられるので、なかなかの高音質だと思う。ゲームだけではなく、普段使いでも積極的に利用したい。

 実売価格は1万200円前後で、PCやゲーム機を中心に音環境を充実させたい人にオススメだ。音楽鑑賞にも向いているので、スマホと組み合わせて利用するのもいいだろう。製品名が「G233 PRODIGY」ということで「The Prodigy」の楽曲を聴いてみたが、なかなかの重低音で思わずヘッドバンキングしてしまった次第だ。

 

■関連サイト
ロジクール「G233 PRODIGY」製品ページ

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