2016年に登場した「PlayStation 4 Pro」(以下、PS4 Pro)は、4K HDRに対応しているとは言え、コストパフォーマンスは優れているのか。週刊アスキー編集部がPCと比較してみた!
PS4 Proと同等性能のPCの価格はおよそ8万9000円
PS4 Proの最大の魅力は4K HDRに対応していることだ。4K対応テレビを必要とするものの、対応するPS4ゲーム、4KストリーミングビデオをPS4上で楽しむことができる。また、HDR対応テレビであれば、ゲームをはじめとするHDRコンテンツをより自然な色調で楽しめる。PS4全モデルでHDRに対応しているが、PS4 Proならすべてのゲームを1080pに最適化かつ安定して出力できる。
ここで気になるのがPCとの比較だ。4K HDR出力はPCでも実現できる。そこで、週刊アスキー編集部で4K HDR出力をストレスなく表示させ得るPC構成として、右表のようなものを考えてみた。ご覧のように、PS4 Proに比べると、かなりコストが掛かってしまう。
PS4 Pro相当のPC構成価格 | ||
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CPU | Intel COREi5 2500K | 1万3000円 |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX760 | 2万円 |
メモリー | DDR4-2666 8GB | 8000円 |
マザーボード | LGA1150マザー | 5000円 |
HDD | 1TB | 6000円 |
光学ドライブ | Blue-Rayドライブ | 5000円 |
電源付ケース | - | 5000円 |
ワイヤレスゲームコントローラー | - | 7000円 |
OS | Windows 10 Home | 2万円 |
合計 | 8万9000円 |
4万8000円でここまでできる! PS4 Proのココがスゴイ
ゲームだけじゃない!PS4 Proでできるこれだけのスゴイこと
昨今、YouTubeなどの動画視聴サイトだけでなく、映画やドラマを楽しめるNetflixなどのオンラインストリーミングサービスが人気だ。実はPS4上でもこれらのサービスを手軽に楽しめる。オンラインストリーミングサービスならNetflixやAmazonビデオ、Huluなどを視聴可能で、動画配信サービスではYouTubeやTwitchなどを楽しめる。PS4 ProならNetflixなどのオンラインストリーミングサービスで配信している4K対応コンテンツも視聴できる。
また、PS4 ProだけでなくPS4全モデルに共通しているが、視聴だけでなく、ゲームプレイをライブ配信することも可能で、YouTube Liveやニコニコ生放送などへのブロードキャスト機能を搭載している。配信方法も非常に簡単で、テレビとネット回線さえあればすぐにでもプレイ動画を配信できるぞ!
PS4対応の主な動画配信サービス | |
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PlayStation Video | Red Bull TV |
Amazonビデオ | MLB.TV |
Netflix | DMM.com |
U-NEXT | WWE Network |
DAZN | Twitch |
YouTube | Hulu |
4K/HDRの高精細画面
「PS4 Pro ENHANCED」のマークが目印だ。ストリーミングビデオに関しては、対応しているサービスで視聴できる。隅々まで書き込まれた描写やキャラクターたちのディティールを存分に楽しむことができるぞ! |
ゲーム以外も楽しめる
ゲームだけでなく動画配信サービスも視聴できる。また、PS4 Proであれば、Netflixなどにある4Kコンテンツも楽しめるぞ |
他のプレイヤーの配信をすぐに見られる
他のユーザーのライブブロードキャストもすぐに視聴可能だ。実況動画として見るもヨシ、攻略の参考にするのもヨシだ! |
PS4 Proなら話題のゲーム動画配信も簡単!
必要なのはPS4 Proとテレビ、そしてネットワーク環境だけ。ゲームを起動し、「今この瞬間を配信したい!」に応えてくれる |
難しい設定不要ですぐに動画配信!
いまYouTubeなどの動画投稿・配信サイトで「ゲーム動画配信」「ゲーム実況」が人気だ。これまではゲームプレイ映像をキャプチャーボードを通してPCに出力し、PC上で配信ソフトを利用する、といった手法が主だった。ゲーム機以外にPCやキャプチャーボードを用意する必要があるなど、非常に手間がかかりハードルが高かったのだが、PS4なら、本体とテレビ、ネット環境さえあれば手軽に動画配信ができてしまう。プレイ動画の配信に関しても、PS4に大きな優位性があるのはコスト面だ。PC環境ではゲーム機に加え配信用に使用するPCやキャプチャーボードといった周辺機器を用意する必要があり、さらにコストが掛かる。PS4なら面倒な設定も不要なので配信したいときにすぐさま配信が可能で、ライブ配信は、YouTube、ニコニコ生放送、Twitchに対応する。
3分でできるPS4 Proでの動画配信
SHAREボタンを押す
ゲーム中にワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」の方向キー右上にある「SHAREボタン」を押す |
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「ブロードキャストする」を選択
画面左側に表示される「シェアする」のウインドウから「ゲームプレイをブロードキャストする」を選択する |
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配信先のサービスを選択
ニコニコ生放送、Twitch、YouTube、dailymotionから配信サービス先を選択する |
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配信サービスにサインイン
配信サービス先にサインインする。一度設定すれば、以降はサインイン不要でブロードキャストできる |
PlayStation Cameraで顔出し動画配信も!
PS4ならブロードキャスト中に自分の顔を出して配信することも簡単にできる。PS4周辺機器のひとつ「PlayStation Camera」を利用することでゲームプレイだけでなく、表情を伝えられるようになるのだ。別途設定不要なので、動画配信をするのと同時に手軽にできるぞ。
PlayStation Cameraは、ジェスチャーによる操作を可能にしたり、PlayStation VRでも使えたりと活用できるシーンは非常に多い。ボイスチャットや音声認識などにも利用できる。
PS VRを使うためには、PlayStation Cameraがトラッキングセンサーであるため必要だ。※PS VRはPlayStation Camera同梱版もある |
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